内容説明
あるよるのこと。らっちゃんがひらきっぱなしにした本から、なにやらひそひそこしょこしょ、きこえてきました。本のなかのもじたちがおしゃべりしていたのです…。
著者等紹介
宮下すずか[ミヤシタスズカ]
1957年長野県生まれ。学術専門書の出版社勤務。「い、ち、も、く、さ、ん」で第二十一回小さな童話大賞(2004年毎日新聞社主催)大賞受賞。『ひらがなだいぼうけん』が初の単行本となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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小夜風
28
【小学校】本の中の文字たちがお話してるなんて♪「は」は忙しくて大変だけど「む」や「め」は出番が少なくて悲しいとか(笑)。私はよく夢でも読書をしているのですが、夢の中だと文字がグチャグチャで読めなかったりするので、もしかしたら真夜中に文字たちが遊んでいるのかもしれませんね(笑)。面白かった♪2015/03/05
ヒラP@ehon.gohon
15
ひらがなっていじりがいがありますね。ひらがなで遊ぶ本です。2017/03/15
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
13
特別支援学級の子に読もうと選書。『い、ち、も、く、さ、ん』『たべられたもじ』『へのへのもへじ』の3編。主人公はらっちゃんという女の子。2022/01/16
のこ
13
本というのは、ページを開きっぱなしにしておくと、夜中に文字がお喋りしたり、飛び出したりするのです。おや、らっちゃんの机の上にも開きっぱなしの本が。そこには詩が書いてありました。■ひらがな達の本音がたくさん!「使われすぎて参っちゃうよ」から「あんまり登場しない」という愚痴(?)も。ひらがなを習いたての子に勧めたい。そしてこの本が面白ければ『ぜつぼうのだくてん』も勧めたい。■「みんなが力を合わせて、本の1ページ 1ページをつくっていくんじゃないか」という言葉が印象に残りました。改めて言葉の不思議に触れた一冊。2014/02/09
ヒラP@ehon.gohon
11
ひらがなのひとつひとつが、とてもいとおしく思えてきました。2018/12/05