出版社内容情報
食べるのが好きな緑色のかえる、跳ねるのが好きな黄色のかえる、踊るのが好きな桃色のかえる、泳ぐのが好きな青色のかえる、歌うのが好きな橙色のかえる。色鮮やかなかえるたちが次々にやってきて、朝から夕方まで楽しい1日を過ごします。
最後にやってきたのは、みんなが大好きなお父さんかえるとお母さんかえる。
空には色とりどりの星がやさしく輝いて、かえるたちを眠りにさそいます。
ブラチスラバ世界絵本原画展で2度の受賞に輝いたきくちちきさんの描くユーモラスなかえるたちが、大きな見開きに躍動し、かえるが新たに登場するたびに、場面の中に色が増えていきます。特色7色印刷の美しい絵本。
著者等紹介
きくちちき[キクチチキ]
菊地知己。1975年北海道生まれ。絵本作家。2013年に『しろねこくろねこ』によりブラチスラバ世界絵本原画展(BIB)で金のりんご賞を、2019年には『もみじのてがみ』により同展の金牌を、2020年には『しろとくろ』により産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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starbro
189
梅雨の6月に相応しいカエルの絵本を読みました。きくちちき、初読です。大判で迫力があり、カラフルで楽しい絵本です🐸🐸🐸 https://www.kaiseisha.co.jp/books/97840323267032021/06/23
keroppi
78
こちらのカエルたち🐸は、カラフルで元気いっぱい。こんなカエルの家族がいたら楽しいな。🐸2021/06/25
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
56
それぞれの個性に溢れたカエルが、色彩豊かに描かれており、大胆な絵に感嘆しました。2021/10/16
annzuhime
53
島外の図書館から取り寄せ。いろんなカエル。家族だけどみんな違う色。そして個性豊か。鮮やかでダイナミックなカエルたちがとても良いですね。カエルが跳ねると、うちの3歳の三女も跳ねていました。2022/02/04
れっつ
49
何と自由にのびのびと、型に囚われず筆を走らせているのだろう!迷いのない、勢いのある筆致、鮮やかな色づかい、きくちちきさんのかえるたちは、みなイキイキとした息づかいで、世界を、自分を、生を謳歌している。みんな同じかえるでも、好きや得意はそれぞれ違う。集まれば楽しい、誰かの好きを共に体験するのもまた新鮮。彼らの頭上の夜空には輝く数多の星たちが。世界は広い。そしてそばで見守り包んでくれる親の存在。子どもたちに伝えたい全部が、この絵本にはある。サイズも大きくシンプルな絵は強く鮮やかで遠目も効く。ぜひ読み語りたい。2021/07/08