内容説明
「あれれ、へんなかお」「そうねえ。カバかしら?」「ほら、ゆう。おともだちだぞ。なまえは…そうだなあ、ほげちゃんっていうのはどうだい?」こうしてかぞくのいちいんになった、ぬいぐるみのほげちゃん。けれどもあるひ、おいてけぼりにされてしまい―?まっすぐすなおでときどきわるいこ、ほげちゃんはみんなのおともだち!3歳から。
著者等紹介
やぎたみこ[ヤギタミコ]
兵庫県姫路市生まれ。武蔵野美術短期大学卒。イラストレーターのかたわら絵本を学び、第27回講談社絵本新人賞佳作を受賞後、『くうたん』(講談社)でデビュー。「大人もいっしょに楽しめる、子どものための絵本」の制作を続けている。夫・娘・息子とともに千葉県松戸市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
294
やぎ たみこ・作。おじさんから贈られたぬいぐるみの「ほげちゃん」。すっかりゆうちゃん(推定年齢2歳)のお気に入り。ある日、家族でお出かけすることになって、ほげちゃんは猫のムウとお留守番。ほげちゃんは、日ごろの憤懣が爆発して大暴れ…というお話。絵は基本的にはリアリズム。そして、一番のポイントは、ちょっと奇妙な造型のほげちゃん。どうやら水色のクマらしいのだが、一般的な美意識からすれば、あまりカワイイとは言い難い。おそらくはそこがいいのだろう。 2025/07/19
きさらぎ
136
まさるおじさんから贈られたぬいぐるみは、にへらと笑ったへんな顔。かば?くま? でもゆうちゃんは、ほげちゃんと名付けられたそのぬいぐるみをすぐに気に入りました。遊ぶ時もお散歩もご飯もいつも一緒。ゆうちゃんからサイドから見ると、いつも一緒にいてとても可愛がっているのがわかるのだけど、ほげちゃんからしたら... ある日、家族みんなでお出掛け。お留守番のほげちゃんと猫のムウふたりだけになったとたん。ギャアー ムウの悲鳴が聞こえてきそうです。でもほげちゃんのお怒りはごもっとも。酷いめにあってるから許してあけて。2018/07/04
キャラメルベイベー@道北民
109
なかなかインパクトのある本でしたね。続編もあるので読んでみたい。2016/12/05
Natsuki
99
まさるおじさんからゆうちゃんに届いたプレゼントのぬいぐるみ♪それが『ほげちゃん』☆パパさん、なんてナイスなネーミング(笑)これ以上ないくらいピタッとハマる名前。されるがままのほげちゃんがちょっぴり気の毒に思えてきた頃。始まるんです!ほげちゃんの逆襲がっ(`へ´*)ノ いやぁ~笑わせてもらいました(≧∇≦)巻末にはカンタンほげちゃんの作り方まで載ってます。ほげちゃんがほげちゃんを作っているイラスト可愛い。れっきとした動物だったんだね。雰囲気コアラかと思ったよ。ごめんねほげちゃん。2015/08/29
ままこ
93
ぬぼっとした可愛い表紙につられて手にとった。ゆうちゃんのお気に入りのほげちゃん。見た目は脱力系だけど色々うっぷんが溜まってたんだね(笑)ある日怒りが爆発する💥いきなりの変貌にうちの猫に似たムウちゃんもびっくり‼︎色々あったけどさっぱりできて良かったね。愉快でほのぼの癒される絵本。2019/08/07