内容説明
テンはね、ふえがすてきにうまくって、かわいいおんなのこ。でも、ちょっとヘンなんだ。ぼくはもっとふえをききたいだけなのに、「ならあしたからキツネくんは、あたしだけのともだち!」だって。ねえ、それって、なんだかヘン!だよね?オオカミさんはほっといていいのかな―。3歳から。
著者等紹介
内田麟太郎[ウチダリンタロウ]
1941年福岡県大牟田市に生まれる。独自の作風で活躍。作品は、『さかさまライオン』(第9回絵本にっぽん賞受賞)、『がたごとがたごと』(第5回日本絵本賞受賞)、『うそつきのつき』(小学館児童出版文化賞受賞)など多数
降矢なな[フリヤナナ]
1961年東京に生まれる。和洋両方の味を合わせもつ独特な画風。スロヴァキア共和国のブラチスラヴァ美術大学で石版画を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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匠
126
このシリーズも9巻目。今作はキツネが主人公でツンデレお嬢様っぽいテンが初登場。森である日、テンの吹く笛の音色に惹かれたキツネだったが、「オオカミと会わずにあたしだけのともだちになったら、笛を聞かせてあげる」と言われ、笛聴きたさに承諾してしまったものの、後ろめたさでいっぱい。約束の日にも現れないキツネを心配し、オオカミはついに行動に出て・・という話。真の友情とそうでないものを、以前に学習しているオオカミとキツネならではのラストがとてもあたたかい。そしてイキイキ描かれたそれぞれのキャラが秀逸。2014/08/10
おくちゃん🌸🍡柳緑花紅
86
テンちゃんみたいな子いるよね~♪きっと友達になりたかったんだよ。キツネさんの、気持ちもわかるよ。そしてやっぱりオオカミ君は最高だ‼「友達ごっこはもう嫌だ」本当の友達にテンちゃんもなれたら良いね。2016/11/08
yomineko@ヴィタリにゃん
57
気まぐれかつワガママなテンの女の子。私の笛が聞きたいなら狼と会うのを3日間止めてと条件を付ける。3日ならいいかなと思う狐。だけど狼が狐を心配している。病気かな?どうしたんだろう?と。条件付きの友達なんてただの「ごっこ」本当の友達ならそんなことは言わない。2024/03/31
nana
53
大好きなシリーズです。 読み聞かせに。6歳2018/10/18
二条ママ
45
4歳9ヶ月。図書館本。このシリーズの初読み。キツネくんとおおかみさんに感動した。こんなともだちに出会えれば幸せだね。2016/01/13