出版社内容情報
誰もいない浜辺。ぼくがすなのお城を作っていると、ふしぎなことが起こったんだ。想像力をかきたてる、海辺のファンタジー絵本。 3才から
内容説明
だれもいないはまべで、ぼくがすなのおしろをつくっているとふしぎなことがおこったんだ。たむらしげるがおくる海辺のファンタジー。3歳から。
著者等紹介
たむらしげる[タムラシゲル]
1949年東京生まれ。桑沢デザイン研究所修了。詩情とユーモアに彩られた独自の世界を絵本、漫画、映像作品、CD‐ROMなど、メディアのわくをこえて発表している
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
142
浜辺で砂遊びしたくなる。すっきりとした青い空と海、黄金色の砂に癒される。夢を見ていたのかな…。ファンタジーいっぱい。心地よい余韻に浸れる一冊でした。2021/05/14
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
94
海に行くと泳いだり焼いたりに忙しく、砂浜でお城をつくる趣味はなかったけど、みている分には楽しかった。儚い造形物にはロマンチックな雰囲気があふれていますよね。すなのおしろを作っている男の子の前に砂の王国が現れて、冒険が始まるという絵本。一瞬の夏の思い出。さよならは言わない。「また、逢えるよ」という言葉を信じているから。子どもの頃読んでいたら、お城作りに熱中していたかも。僕にとっては夏の追憶の絵本でした。2015/07/26
えり
18
2~3歳向けの絵本探しで、真っ青で夏らしい表紙に惹かれ手に取りました。モコ ズザザ ザラザザ 擬音語が多い!字がまだ多分読めない?指差ししたほうが分かりやすいかな。砂浜で遊んだ経験は少ないけど、幼稚園とか公園の砂場大好きだったな。何か作り始めると時間を忘れるくらい夢中になってしまう。ファンタジックで夢のある素敵なお話。2016/02/06
こゆ
11
4歳7ヶ月の息子が図書館で選んだ絵本。砂浜で作った砂のお城から砂の王が現れ、砂の世界へ誘われた男の子。王宮に行き、サーカスを楽しむ。男の子の空想の世界なのかと思いきや、最後には…。砂独特の擬音語が楽しい。特段ストーリーがある訳ではないけれど、子どもがこういう世界に惹かれるのはわかるような気がする。私もこういうファンタジーは割りと好き。2018/07/21
いろ
11
海辺で砂のお城を作っていると,砂の世界に誘い込まれ…ファンタジーなお話。砂だけに,砂の中からズザザザ…と出て来たり消えたり形も自在で面白い。7歳男児,サーカスを観たばかりだったので,大好きだった空中ブランコも出て来て嬉しそう。そして読み終わった後に,表紙を広げて裏につながる絵を毎回楽しんでいる。2015/09/18