内容説明
タグボートの安兵衛丸は、小さいけれど、力持ちで、はたらき者。せまい港の中を自由に走りまわり、大きな船のめんどうをみてやります。でも、安兵衛丸は港の外の海のようすを知りません。仲良しの外航客船パシフィック号がやってきて、遠い海のようすをくわしく話してくれるのを、楽しみに待っているのです。そのパシフィック号が、とうとうやってきました。安兵衛丸は大喜びで、たんたんたんたん、迎えにでていきます…。港の中ではたらくタグボートの、生活と心を描いた絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ochatomo
14
初出1974年 『港の中ではたらくタグボートの生活と心を描いた』リアル系ファンタジー絵本 港の様子がわかりやすい 客船入港の歓迎放水、シュナイダープロペラ故障による造船所での修理が描かれている 裏見返しにもタグボートの図解あり貴重 絵は水木蓮さん 元本1977年 改訂版1987刊2020/04/21
遠い日
7
わたしは大きくて力強い重機が好きだが、小さな力持ちも大好きだ。港ならタグボート、空港ならトーイングカー。この本では、タグボートのやすべえまるの働くようすと、大きな客船のパシフィック号との交流を描く。お互い馴染みのやすべえまるとパシフィック号。できる仕事が違うからこそ、お互いの話をおもしろく聞ける。また、港内の解説図も見返しにあって、科学絵本の要素もある。2020/10/26
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- 和書
- いとしこいし想い出がたり