内容説明
目の見えない子も見える子も、みんなで楽しめる絵本。ボローニャ国際児童図書展子どもがえらぶエルバ賞。ドイツ児童文学賞。ブラティスラヴァ世界絵本原画展(BIB)特別出版賞受賞。3歳から。
著者等紹介
イエンセン,バージニア・アレン[イエンセン,バージニアアレン][Jensen,Virginia Allen]
1927年、アメリカに生まれる。ミネソタ大学卒業。1960年、デンマーク、コペンハーゲンで、児童書と視聴覚教材の出版社を設立。国際共同出版の企画を数多く手がけ、翻訳紹介の仕事も多数。2006年、コペンハーゲンの出版社は閉じ、現在は自宅をオフィスに仕事を続けている
ハラー,ドーカス・ウッドバリー[ハラー,ドーカスウッドバリー][Haller,Dorcas Woodbury]
1946年、アメリカに生まれる。デンマークの国立の図書館学校を卒業。イエンセンの設立した出版社で、デザイナー、編集者として活躍。その後、夫と双子の息子とともに故郷のアメリカに戻り、ロードアイランドにある大学の図書館学校で学ぶ。現在は大学の図書館員として働いている
きくしまいくえ[キクシマイクエ]
1951年、東京に生まれる。国際基督教大学卒業。学校で英語を教えるかたわら、翻訳の仕事をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ベーグルグル (感想、本登録のみ)
33
さわる絵本。絵の所が凹凸があり、指の感触で読む本。点字絵本ですが、点字だけでなく文章も書いてあり、どっちも楽しめるという所と、優しいストーリーが良かったです。実際目をつぶって触ってみましたが、キャラを当てるのは難しかったです。手先で感じるって難しい。2017/08/09
Gummo
22
絵の部分が凸凹に印刷されていて、触感を楽しめる絵本。ザラザラくん、バラバラくん、ポツポツちゃん、シマシマくんにツルツルくん。キャラごとに手触りが違う。「目の見えない子と見える子が一緒に喜びを共感できる」よう作られたそう。アイデアがいいね。★★★★☆2014/02/16
まきこ.M
14
実際に借りたのはこの作者の「ザラザラくん、どうしたの?」というタイトル。子どもが選んで持ってきた本。開けてみると、ザラザラくん、バラバラくん、しましまくん、お母さんやお家など、手で触れた感触で楽しめる。ポツポツちゃんのポツの一個を取り出して(丁寧にポツポツが一つなくなってる!カッコ、それをボールにして遊んでいて、しかも忘れて帰るという発想が好き。こどもはしきりに触りながら楽しんでいた。「あおくんときいろちゃん」のような形を心あるキャラクターに見立てている作品。2020/11/14
遠い日
11
“触る”絵本。指先の感触で、ポツポツやざらざらの手触りを感じながら読む。ことばはついているけれど、目の不自由な子どもたちが、ひとりで触ってお話を作りながら読むこともできる。それぞれ個性的な5つの形と感触は、子どもそのもの。助け合って、仲よくするやさしいストーリーもいい。2015/05/11
こどもふみちゃん
7
3・4・5・6・7・8歳向け。 びっくり(゜o゜) すごい絵本。 点字絵本なのに、すごく楽しめる。 ボローニャ国際児童図書展エルバ賞、 ドイツ児童文学賞、 ブラティスラヴァ世界絵本原画展特別出版賞受賞。 ザラザラ君やポツポツちゃんは卵の形、雪だるまの形で表現され、それら5人の(色々な形の)子どもたちが一緒に遊ぶお話。 特殊な印刷で絵柄の部分に隆起した細かい模様が付けられている。その絵を指で触りながら物語を読む。素晴らしい、画期的な絵本です。 点以外の模様を手で触って楽しめるところが今までにない感覚。2010/10/21