出版社内容情報
デンさんは「ウルトラマン」の製作スタッフ。今日は監督に呼ばれて、スタジオ内を歩きまわります。当時の特撮技術を詳しく紹介した絵本。
内容説明
『ウルトラマン』はこうして生まれた!ひっさつわざ「スペシウム光線」をかんがえたスタッフがえがく、はじめてのとくさつ絵本!3歳から。
著者等紹介
いいづかさだお[イイズカサダオ]
飯塚定雄。デンさん。1934年東京生まれ。高校時代に洋画家・東郷青児に師事。映画「ゴジラ」(1954年)で美術助手として映画介へ入り、後に合成作画の第一人者となる。円谷英二の没後、光学合成の会社「デン・フィルム・エフェクト」を設立し数多くの映画やドラマ、CMを手がける。絵本の執筆は『ウルトラマンをつくったひとたち』が初めて
たばたけい[タバタケイ]
田端恵。1959年北海道生まれ。デン・フィルム・エフェクトでタイトルデザインなどを担当。現在は神奈川県相模原市で「デンズ・カフェ」を経営
まくたけいた[マクタケイタ]
幕田けいた。1966年宮城県生まれ。大衆文化研究家、エッセイスト。日本ジュール・ヴェルヌ研究会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
46
「光線を描き続けてきた男」飯塚定雄さんが、ウルトラマンの舞台裏を紹介する絵本。準備、撮影から合成、完成まで丁寧に説明してくれる。円谷監督も出てくる。試写室で完成した作品を怪獣たちも一緒に観ているのがうれしいな。2018/03/10
明るい表通りで🎶
36
1966年、あらわれたヒーロー、ウルトラマン。どのようにして、またどんなふうにつくられたのかが、わかる絵本。2024/11/05
ケ・セラ・セラ
28
ウルトラマン制作に携わった方々によって描かれた作品。当時リアルタイムで観ていた子どもにとっては嬉しいプレゼント。今はCGの時代だけれど、手作り感満載の現場の活気と熱量が伝わってきます。胸のバッチや腕にはめた機器で通信するのは憧れの夢の産物でしたね。まさか誰もがスマホを持ち歩く時代が来ようとは。特撮制作者の方々、そしてこの絵本にありがとうと伝えたい。2022/08/31
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
17
ウルトラマンの製作の裏側を、作者の飯塚定雄さん(デンさん)が円谷監督を探しながら紹介しています。聞いたことのないお仕事(職業)がたくさん。巻末に用語説明も載っています。そのお仕事をされている方のプチ説明に面白いものも。「スタジオさん きょうはさつえいをみまもる」「ぞうけいさん かいじゅうをみまもっている」「びじゅつさん いたがゆれるのでこわい」などクスッと笑えます。昔の作品は手作り感満載で、今見直すと驚くほどちゃっちかったりしますが、子ども心に夢がありました。テレビの前で応援しちゃったもんなぁ。2020/11/30
mari
17
将来の夢が子どもたちに広がりそう!と思って借りた本。読み聞かせには、ちょっと解説が難しいかな。でも機会があれば、どうにか工夫と練習して読んであげたい。2015/05/24