出版社内容情報
ロングセラー『どろぼうがっこう』のつづきのお話。くまさか先生と生徒たちは、刑務所からの「だつごく」の計画をたてます。
内容説明
世にもおかしなどろぼうがっこう。ろうやに入れられてしまった、くまさか校長先生と生徒たちは、「だつごく」の計画をたてます。じゅんびばんたん、明日はいよいよ「だつごく」の日!ところがどうしたことか、いつもとようすが違います。4歳から。
著者等紹介
かこさとし[カコサトシ]
加古里子。1926年福井県武生に生まれる。1948年東京大学工学部応用化学科卒業。工学博士。技術士(化学)。民間化学会社研究所勤務のかたわら、セツルメント運動、児童会活動に従事。1973年会社を退社した後は、児童文化と児童問題の研究のかたわら、テレビのニュースキャスター、大学講師、海外での教育実践活動などに従事。また児童文化の研究者でもある。1963年サンケイ児童出版文化賞大賞、2008年菊池寛賞、2009年日本化学会特別功労賞、神奈川文化賞、2011年越前市文化功労賞、2012年東燃ゼネラル児童文化賞などを受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
145
どろぼうがっこうのみんなが、文字でできた遠目には灰色に見える服を着ている。脱獄しようとした前の日に、みんな放免。脱獄計画はご破算。ちょっと味な物語。2014/11/12
のっち♬
121
『どろぼうがっこう』第2作。40年越しの続編。その間、脱獄を調査して「見事な脱出法が手本になったらまずい」と描き直し続けたのだから相変わらずの完璧主義者。勢いが生んだ第1作はその点で奇跡だったし、案の定絶妙な粗削り感は減退した。服役中の校長は地味だ。それでも目眩く変転するコント展開は健在。最後まで何度も捻りを入れるし、日付を付記して起承転結を明確化し服役中の体操や作業の模様もいきいきと描かれている。表面上は"最良の脱獄は模範囚"という教訓的なオチでも、紙一重で殺生沙汰という片意地張らないご都合主義が痛快。2024/03/01
keroppi
80
「どろぼうがっこう」の続編。前作で刑務所に入れられたどろぼうがっこうの面々が脱獄の計画をたてる。ちょっと物騒な計画で、どうなるのと思っていたら、ハッピーエンドとなる。あ、どろぼうたちが出てきてハッピーエンドでいいのかな?2022/10/11
海猫
73
機会あって読んだ。前作があるそうなので読んでみたい。2013/12/23
yomineko@ヴィタリにゃん
61
読み友様からのご紹介本です📚泥棒学校という学校がある事自体が笑える😊さて、刑務所に入った生徒達は、清く正しく美しく?真面目に頑張っていたが、ある日脱獄を計画。2月4日8時決行の前日は怪しげな雰囲気に全員ドキドキ。2月3日は創立記念日だから優秀な泥棒学校の生徒達はめでたく釈放される事に。あれ?脱獄しなくていいの?などとバスの中でコソコソ話していると、「脱獄ぅ?刑務所に戻ります!」と言われてしまうが、、、2024/05/14