内容説明
働くだけ働いて心臓がこわれたロボットは、ゴミの山にすてられてしまいました。胸がからっぽなのに、話し相手すらいません。そこへやってきたのは、南の国へ渡りそびれた青い小鳥…誰かが誰かの心にすみはじめる瞬間。あるいは愛のはじまり。大人と子どもがわかちあえる絵本。3歳から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
273
デイヴィド・ルーカス作。イングランドの絵本。お話は廃棄処分となって棄てられたロボットの再生の物語。力があるのは絵。ヘタなのかウマイのかよくわからないような、そして子どもの描く絵を模したようなタッチ。訴求力が強く、結局は独自の上手さなのだろう。表情の乏しそうなロボットなのだが、パントマイム風の振り付けで喜怒哀楽を表現する。最終幕の近くまではブルーを基調とした抑えた色彩なのだが、最後は一気に暖色系が溢れてカラフルに。そう、つまり色彩は生命の謳歌なのである。2023/10/09
mntmt
18
守りたい人がいるという幸福。2015/09/10
ごま
15
絵本の感想は自分の心理が透けてしまう気がして怖い場合がある。これもそうだなぁ。ざっくり言うとじーんときます。2014/04/10
あおい
13
心臓が壊れて捨てられたロボットと南の島へ渡りそびれた青い鳥。幸福な王子にちょっと似てるかな。切なくて優しいお話だった。2019/11/28
魚京童!
12
誰かあおいことりを見ませんでしたか?2015/04/23