出版社内容情報
何も知らず散歩を楽しむめんどりのロージーと、あとを追いかけるきつねが織りなす、スリルあるドラマを“絵で語る”異色の絵本。
3才から
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
301
作者はイギリスのパット・ハッチンス。お話というほどのものもなく、めんどりのロージーが近所のお散歩にでかけ、キツネがずっと隙をうかがって…。ほとんどは絵が語る。線画に彩色をほどこす技法だが、線の縁取りの中にも模様を描き込んでいく独特のタッチ。イギリスの風景感はあまりないが、おすましのロージーと表情豊かなキツネとの対照が見もの。途中にも惚けたヤギなどが登場し、メインプロット以外の部分でも楽しめる。2024/03/31
やすらぎ
175
並べられた言葉が文章となって、膨らませていく人間の想像力は果てしないけど、文字を目で追うだけでは感じられないことが絵本のなかにあるんだよ、そんな魅力を伝えてくれる一冊。カラフルでユニークな世界。めんどりのロージーはいつもの道をお散歩している。ただひたすらに前を向いて歩いているけど、すべてをお見通しのよう。なんだか今日は背後がすごく賑やかだけど、全く気にしていない。いつものように花が咲いているし、池の周りには小鳥や蝶や多くの生き物が棲んでいて、農場は秋を迎えている。そんなありふれた日常を楽しく描く絵本の力。2024/03/09
KAZOO
148
文章は書かれていませんが見ただけでわかる絵本で幼児用なのでしょう。ただ絵を眺めているだけで楽しくなります。暖色系の色が心和ませてくれるのでしょうか?主人公を狙っている狐も面白く失敗ばかりです。最後はまた家に戻り食事にありつけるということで日本の御伽噺的な感じです。2016/10/11
Kawai Hideki
64
トムとジェリーのキツネvsメンドリ版。メンドリのロージーがスタコラ散歩をしているところにキツネが待ち伏せし、飛びかかるのだが毎回ひどい目にあう。ロージーは自分の危機を知らぬまま。2014/04/05
yomineko@ヴィタリにゃん
57
とても気になっていた絵本。ロージーのあとをついて行く狐が怪しいけど、最後は災難(笑)ロージーがとても素敵です😊2024/06/25