内容説明
デイヴィッド・ルーカスの3作目は、海と空の色に染まった青い絵本です。くじらに象徴される大いなる力に、主人公のジョーは耳をかたむけ、町の人たちとともにそのこたえを待つことになります。3歳から。
著者等紹介
ルーカス,デイヴィッド[ルーカス,デイヴィッド][Lucas,David]
1966年イングランド北部のミドルズブラに生まれる。英国王立芸術学院(RCA)を卒業後、イラストレーターとして活躍している
なかがわちひろ[ナカガワチヒロ]
絵本作家・翻訳家。1958年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tokotoko
39
ルーカスさんの本、2作目です。前回読んだ「カクレンボ・ジャクソン」の、ほんのりしたユーモアが大好きになってしまって!借りました。ジョーくんはある晩、ぐっすり眠っていたのに、ベットからころげおちます。朝なのに・・・外は真っ暗!その正体は・・・!?気のいいクジラと、超のんびりの町の人達との愉快なお話です。絵に、きれいな青がたくさん使われているので、どんなにお疲れの方の目にも優しく映ると思います。星もキレイだよ!最後にとってもオシャレに変身した町が見れます。ゆっくり眺めてね。そして、ぐっすり眠ってね!2014/08/20
Willie the Wildcat
29
恩返し。自分よりまず他人。街の皆の優しさが、奇跡を起こす。慌てず、”普段”を大切に、気長に時を待つ姿勢。奏でる歌に皆の願い。てっきり『あめふり』かと勘違い。(汗)絵は、中世期の西欧の印象。裏表紙の「寝巻きのジョー」がお気に入り。傘はやはり日傘なのかなぁ・・・。(笑)2014/05/17
ラグエル
18
まあ、こんな感じで、沿岸が復興してくれるといい。隠喩的と言えば隠喩的。クジラの表面の質感の表現がなかなかすごい。表面がアラブ文字に見えなくもない。最後の装飾がイェニチェリっぽく見えるのでなおさら。そういう暗喩もあったりして。いつもながら、この訳者、いい本を発掘しては訳してくれるんだが、リズムがあわないというか、へたくそで。いや。2013/04/11
花林糖
13
(図書館本)表紙絵に惹かれて。デイヴィッド・ルーカスの絵が楽しくて可愛らしい。巨大すぎるクジラがとても魅力的。裏見返しの絵がお気に入り。2015/07/08
はしけん
13
絵も素敵で楽しい絵本でした。東北も、この絵本のように、あっという間に復興出来れば。。。2012/04/16