内容説明
「都へゆき、宮殿の橋のしたで、たからものをさがしなさい」。ふしぎな夢のおつげにしたがって、まずしい男は、はるばる旅にでた。ようやくたどりついた都で男は、宮殿をまもる衛兵隊の隊長から、おもいがけない話をきく―。1980年コルデコット賞「銀賞」受賞作。5歳から。
著者等紹介
シュルヴィッツ,ユリ[シュルヴィッツ,ユリ][Shulevitz,Uri]
1935年、ポーランドのワルシャワに生まれる。4歳で第二次世界大戦をむかえ、家族でポーランドを脱出、各地を転々とする。1949年イスラエルにおちつき、働きながら夜間高校に通った後、教員養成機関で文学などを学ぶ。その一方で、子どもの頃から才能を発揮してきた絵の勉強も続けた。1959年単身アメリカへ渡り、2年間絵画学校に学ぶ。1963年に初めての自作絵本『ぼくとくまさん』(あすなろ書房)を出版。以後長年にわたり絵本作家として活躍し、多くの作品を手がけてきた。1969年にはアーサー・ランサムの文に絵をつけた『空とぶ船と世界一のばか』(岩波書店)でコルデコット賞を受賞。1980年、『たからもの』でコルデコット賞「銀賞」受賞。現在、ニューヨーク在住
安藤紀子[アンドウノリコ]
東京に生まれる。津田塾大学英文科卒業。英語圏の児童文学の翻訳・紹介につとめている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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