出版社内容情報
デイブが片時も放したことのないぬいぐるみのワンちゃんが行方不明に。一つの人形を懸命にさがす、暖かな家族の姿を明快に描く。 3才から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふぁんと
3
ちょっぴり懐かしい自分を見るような気分で読了。 題名と表紙だけ見て、犬の話だと思って借りたのだけれど、「ワンちゃん」という名前の犬の縫いぐるみのはなしだった。 縫いぐるみや人形に名前を付けて、まるで生きているかのように接すること、ついうっかり大事な物をなくしてしまうこと。主人公の側から見ると、その気持ちに覚えがある。 また、話に登場するお姉ちゃんの気持ちも少し分かる気がして、そこも楽しめた。 縫いぐるみ「ワンちゃん」が好きな男の子と、それを見守る家族。写実的な絵がその雰囲気を細かく描写していて、話の中に入2015/01/20
さくらもち
3
とても良かった。復刊してほしい。2011/06/25
_Segaworld_
2
バザーに出かけると親は物語から不在する。子どもの小さな世界で姉の大きな犠牲が払われる。なんでも出来る姉=世界の上に立つものの振る舞いの教科書。2021/11/03
麗子
2
娘と一緒に行った児童館に置いてあったので読んでみた。初読。とっても好き!!!こどもの愛情深さと、それを見守るおとなの温かいまなざしをすごく感じさせる絵本。これは出会えてヨカッタ。娘にもプレゼントしたいような一冊。2017/10/15