パンとバラ―ローザとジェイクの物語

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パンとバラ―ローザとジェイクの物語

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  • サイズ B6判/ページ数 338p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784030180703
  • NDC分類 K933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

アメリカで実際に起こった移民労働者のストライキを題材に、労働者の娘ローザと貧しい少年ジェイクの日々を描く。

内容説明

一九一二年冬、アメリカ東部ローレンスの町で、移民労働者たちのストライキがおこった。その混乱のさなか、互いに名も知らなかったイタリア移民の娘ローザと、貧しい少年ジェイクの人生が交差する。現代アメリカ史に残る出来事を背景に、家族の思いやりや助け合う人々の姿をあたたかく描いた長編小説。中学生から。

著者等紹介

パターソン,キャサリン[パターソン,キャサリン][Paterson,Katherine]
1932年中国生まれ。幼少期を中国で過ごしたあと、アメリカに帰国。1957年より4年間、日本に滞在。『テラビシアにかける橋』『海は知っていた』で二度のニューベリー賞、『ガラスの家族』(いずれも偕成社)で全米図書賞を受賞。また、1998年に“子どもの本のノーベル賞”といわれる国際アンデルセン賞を、2006年にアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を授与されている

岡本浜江[オカモトハマエ]
1932年東京生まれ。東京女子大学文学部卒業。共同通信社記者を経て、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン

23
大昔のイギリスも同じで、産業革命というのは生きた人間を踏みつけにするものなのだな。生活を豊かにするためではないのだ。と、まず思う。持てる民、資本家だけがその恩恵を被る、貧しい人を踏み台にして。1911年にアメリカで起きたイタリア移民労働者のストライキという史実を元にしたお話。ネイティブ資本主義の奴隷である子ども世代と、生活にはバラが必要という美意識のある親世代とのギャップ、親はバラを求めてストライキに走る。まずはパン、そしてバラ、ではなく、パンとバラを求める気概が社会を変えるためには必要。子どもにバラの→2024/06/12

星落秋風五丈原

11
イタリア系移民の娘ローザが、二人きりで暮らす父親から虐待を受けている少年ジェイクと知り合い、二人ともがストライキに巻き込まれていく。最初は批判的だったローザは、母親の熱い思いに触れていく。また、ただ食べられるものが得られればいいと思っていたジェイクが、親切な老夫妻の真心に触れて改心する。表題は当時のスローガンから取られたもの。ケン・ロ―チがよく映画の題材に使いそうなテーマ。2014/05/31

スゲ子

9
1912年アメリカ、ローレンスで起こった移民労働者によるストライキ。「パンとバラ」のスローガン、民兵として投入されるハーバードの学生、各民族のホールでのスープの炊き出し、そしてストの長期化のため集団疎開する子ども達…イタリア移民の子ローザが「あたしはアメリカ人になるんだ。教養のある、礼儀正しい、尊敬されるアメリカ人。軽蔑される移民の子どもじゃなく」と勉強に打ち込む姿が印象的。この切なる願いは、時を超えて連綿と「移民の子」に引き継がれ「アメリカ」という国を形造ってきたんだなぁ、と感じました。表紙が素敵!2018/02/03

ダイアモンド

4
感動した。僕も、ローザと一緒に祈りたい。ジェイクと一緒に走りたい。2014/03/31

naonchi

4
お気に入りのパターソンの新作。有名な「テラビシアにかける橋」や、大好きな「海は知っていた」のような完全創作のほうではなく、「ワーキング・ガール」「北極星を目ざして」系の近代アメリカ史の一端を描いた物語。どんな話でも苛立ちや不安や嫉妬など、子供の素直なマイナスの精神面もしっかりと描く、いわばパターソン流は健在。このストレートで切れるような鋭い描写が人物をリリカルで活き活きとしたものにしているんですよね。2012/09/10

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