出版社内容情報
宮沢賢治の足跡をたどって旅を続ける画家・黒井健さんが、心に響く賢治詩を選び、その風景画と取材ノートの一部をまとめた画集。 中学生から一般
内容説明
『雲の信号』以降に制作された賢治詩の風景画を中心に取材ノートの中からぬきだした草花、木、建物のスケッチ折々の所感をつづった友人への手紙などを織りこんだ画家・黒井健の「私のイーハトヴ」旅の画集です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
55
黒井さんの絵は、宮沢賢治の詩と合っているだろうなと思って手にしました。 まさにピッタリ。 雲の絵が多く、色々な雲と畑を見ていると、宮沢賢治の世界に入り込んでいくようでした。 特に雪景色が素敵。 遠くのサイロと家が可愛い。 何年にもわたって岩手を訪れて、宮沢賢治の足跡を探されたようですが、今は賢治さんを忘れて岩手山に会いに行きたいと書かれてました。 岩手は何回か訪問していますが、小岩井農場や早池峰山、遠野、北上はまだなので、行きたくなりました。2015/11/23
ヒラP@ehon.gohon
14
宮沢賢治の世界と言うよりも、宮沢賢治に触発された黒井健さんのイーハトヴ世界です。 黒井健さんの目を通して、現代の岩手の風景ですが、奥行きと言い、広がりと言い、自然と対峙している真摯な視線に、とても深さを感じました。 絵だけを見ていても心が壮大になっていくような気がしました。2018/02/20
海(カイ)
14
【図書館】黒井健さんって宮沢賢治が好きで、岩手によく行くのか。 黒井健さんは優しい絵が好き(*^^*)♪2013/06/10
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
7
黒井さんの画集 宮澤賢治の世界、という感じでしょうか?現代の岩手を見ながら、賢治のイーハトヴを感じたような気がします。2018/12/16
ゆきち
7
宮沢賢治の詩にイーハトヴという言葉が出てくることや岩手と宮沢賢治のつながりはしっていたけど、イーハトヴという言葉が岩手のことだとも知らずに手に取った画集。詩は心で感じるもの。雪景色に縁のないわたし、でも雪の音が聞こえてくるような心地でページをめくりました。2014/09/13
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