お母ちゃんの鬼退治

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お母ちゃんの鬼退治

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  • サイズ A5変判/ページ数 190p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784030034709
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

まりえのお母さんは目が見えない。だんだんと見えなくなってきて、まりえが小学生の時に完全に失明。2022年7月刊行の絵本『うちのおかあちゃん』は、作者がお母さんをモデルにして、その一時期を描いたフィクションである。本書はもっと具体的に、リアルにお母さんについてつづられたエッセイ集。本が好きで好きで作家になりたかったお母さんと、似たような道を歩む作者は、人生の節目節目でぶつかりあうこともしばしばだった。戦争にも学歴偏重の社会にも、障害にも、差別偏見にも負けずチャレンジし続けた「お母ちゃん」は、世間や自分のなかの「?退治」を成し遂げた。小手鞠さんいわく「60代になって初めて『母の愛』を知ったように思います。美人で、優しくて、がんばり屋さん。顔に似合わず、毒舌家。そんなお母ちゃんについて、あますところなく書いてみました。」
若い人たちにとって、生き方の一つの指針となるような作品。

内容説明

少しずつ視力を失いある日とうとう見えなくなった母、かわいそうなんて言わせない!天晴れなお母ちゃんと親不孝な娘の愛の協奏曲。イラストはお父ちゃんが担当。対象、中学生から。

目次

プロローグ 白い橋と菊
第1楽章 母の思い出スケッチ(黒めがねのワーキングマザー;あの日の質問;お母ちゃんは編み物が上手 ほか)
第2楽章 久子ちゃん、創作話して(七歳の美少女;ぼろぼろの『浮雲』;かぼちゃ娘とたまご娘 ほか)
第3楽章 お母ちゃんはヘレン・ケラー(娘と魚の賞味期限;お母ちゃんの「片手」;白い霧に包まれて ほか)
エピローグ こけし人形に

著者等紹介

小手鞠るい[コデマリルイ]
1956年岡山県備前市生まれ。幼い頃、たくさんの絵本を読んで聞かせてくれた祖母、子どもにはテレビを見せない主義だった父、創作が得意で小説家になりたかった母の影響を受けて、中学時代から物書きを目指していた。同志社大学法学部卒業後、出版社、学習塾、書店などで働いたあと、雑誌のフリーライターになる。1992年に渡米。「海燕」新人文学賞を受賞し、小説家としてスタートする

川瀧喜正[カワタキヨシマサ]
小手鞠るいの父。2022年現在、91歳(11月に92歳になる)。若い頃から漫画や絵を描くのが好きで、得意だった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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いつでも母さん

156
この写真・・賢そうできりりと美人さんは小手鞠るいさんのお母様だそう。もくじの次には幼少期の作者と、お母様やご家族との写真がある。同世代の一人として懐かしさで胸がいっぱい。が、そこからこのお母様のパワフルで壮絶な人生を、あっけにとられつつ感嘆した次第。凄いです!天晴れです!そして、お父様のイラストも味があって好い。90歳と91歳のご両親がいての作者なのだなぁと。後半登場する作者の夫も素敵で楽しく読んだ。2022/10/05

kum

23
著者が91歳となったお母さんについて書き綴ったエッセイ。お父さんが描いたというイラストも味がある。当時にしては珍しく共働きだったというご両親。お母ちゃんが「働くお母ちゃん」と「家におるお母ちゃん」どっちがいいかと娘に聞く場面の回想は、自分の経験も重ね合わせてなんとも切なく複雑な気分になった。けれど、だんだんと視力が落ちていく中でも逞しくあり続けるお母ちゃんはやっぱりかっこいい。懐かしい故郷の言葉に触れながら、母親や自分の生きてきた道、独立を控えた我が子のことなどをしんみりと思いながら読み終えた。2022/11/25

きのこきのこ

6
ラブラブな両親を尊敬する作者。お父さんが美人で賢いお母さんにベタ惚れなのがイラストからよーくわかる。素敵。2023/04/05

エル

3
以前は著者のお父さんのエッセイを読んだので今度はお母さん。不運にも失明したことで夢を諦めたが、再び色々なことに挑戦し資格や賞を取る話などはまさに挑戦者。戦前に生を受けたとは思えないほどバイタリティに溢れている。2025/01/30

遠い日

3
パワフルでポジティブなるいさんのお母さん。自分をいつも成長させるべく、努力を怠らず、言いたいことを言って腹に残さない人。視力を失いながらも、全くめげるようすを見せず、自分らしく生きている。るいさんとの葛藤も、るいさんの憧れも、母娘の相克の果てに得た存在の結びつきの強さに収斂されていると感じる。この母にしてこの娘あり。自分を生きることになんの遠慮がいろうか。障害者を「挑戦者」とみる考え方には大いに蒙を啓かれた。イラストがすてきに楽しく、どの漫画家さんかと思えばお父様の手になるという。セミプロですね。2022/12/12

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