出版社内容情報
『精霊の守り人』にはじまる「守り人」シリーズの著者であり、国際アンデルセン賞作家賞、本屋大賞受賞を受賞した上橋菜穂子。単行本初収録の多彩なインタビューやスピーチ、そしてエッセイを1冊の本にまとめました。自身を作家として育んだ、愛してやまぬ本、約700冊のリストも掲載しています。
内容説明
「守り人」シリーズをはじめとする傑作を著し、国際アンデルセン賞作家賞、本屋大賞(『鹿の王』)などにかがやく作家、上橋菜穂子。これまで発表してきた単行本未収録のインタビューやスピーチ、エッセイ、そして書店でのフェアのためにみずから選書した大切な本、約七〇〇冊のリストが一冊にまとまりました。折々の言葉から、壮大な物語を描く作家のたどってきた道のりが浮かびあがります。
目次
物語が脈打つ世界の描き方(経験は、物語を紡ぐ“羅針盤”;私が愛するジブリ作品の“目”そして二木真希子さんのこと)
場所の記憶(私を育んでくれた懐かしい場所;銀座が近くなりにけり)
文化人類学者と作家の狭間で(カミを見る目が変わるとき;ご近所のアボリジニ;「物語の力」を感じるとき;時の流れに気づくとき;とても大きなものを)
文化の差異を越えて(他者と共に生きる物語;物語が見せてくれる希望の光―断ち切る文化と、手をつなぐ文化)
本という「友」(歌って踊れる図書委員;駅を降りたら、あの本屋さんが待っている;「打ち出の小槌」が与えてくれた本―本屋大賞で買った本)
著者等紹介
上橋菜穂子[ウエハシナホコ]
立教大学博士課程単位取得(文学博士)。専攻は文化人類学。オーストラリアの先住民であるアボリジニを研究。女子栄養大学助手を経て、川村学園女子大学特任教授。『精霊の守り人』(野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞、アメリカ図書館協会バチェルダー賞)『闇の守り人』(日本児童文学者協会賞)『夢の守り人』(前2作とあわせ路傍の石文学賞)『神の守り人“来訪編”“帰還編”』(小学館児童出版文化賞)など12巻からなる代表作「守り人」シリーズは、内外から高い評価を得ている。そのほかの著書に『月の森に、カミよ眠れ』(日本児童文学者協会新人賞)『狐笛のかなた』(野間児童文芸賞)『鹿の王』(本屋大賞、日本医療小説大賞)などがある。2002年に巌谷小波文芸賞、2014年に国際アンデルセン賞作家賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
よこたん
ひめありす@灯れ松明の火
あっか
pohcho
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- 和書
- 放課後 講談社文庫