出版社内容情報
日本を代表する絵本作家が、日々おりおり、絵本について見聞きし感じたさまざまなことを綴ったエッセイ集、人生論。 一般むき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぴかちゃん
12
赤羽末吉さんのスーホーの白い馬の絵本をモンゴルからの留学生がみて「これは、モンゴルをよく知ってる人が描いたんですね。よくわかります。」とコメントされた理由がよくわかりました。赤羽さんの人生を知り ますますお話を伺いたかったなぁ~2015/05/18
pocco@灯れ松明の火
9
読友紹介本:松岡享子さん著「昔話絵本を考える」流れでご紹介。赤羽さんと松井直さんの福音館での製作活動中に出合った絵本作家の風貌や素顔、作品の色合いを赤羽さんの視点で紹介。昔話や詩、童話を絵本にする時、画家は何を思って作るのかが分かる。>>>いい絵本は何時までも愛されて残る。結論「いい絵本は良い絵本!」親しまれて続ける絵本を沢山読み、何度も読み味わい、豊かな心を頂こう。(まるで絵本宗教みたい?)2012/12/10
ヒラP@ehon.gohon
2
かなり昔に書かれた本ですが、古さを感じないのは、扱われている絵本や絵本作家たちが現時点でも現役であり続けているからでしょうか。 絵本に関する話、赤羽さんと交流のある絵本作家たちの話、読むとさらに親しみがわいてきました。 この本の中で語られている赤羽さんの体験談には感銘しました。 戦争体験、中国大陸での苦境を乗り越えた記憶、その中で絵に対する執念、どれもが赤羽さんの絵本の基盤になっていると思いました。 様々な絵本がある中で、作家の心に刻まれた時代というものが、とても重要であると感じました。 2014/03/10
ホリー
0
絵本の画家の頭の中を見せてもらった。テキストをいかに解釈し、画家として何をどう見せていくか。そこの腹を決めるところ。満州時代、モンゴルや大陸の風土を体感したこと、そこからの引き揚げの話などは、迫力まんてんだった。辛いことも過酷なことも赤羽節で飄々とつづられている。2023/12/30
まみむめもーめんと
0
昔ばなしは知ってるお話だったのであまり手に取る事がなかった赤羽さんの作品。「だいくとおにろく」「へそもち」「てんぐだいこ」など読むうち赤羽さんの鬼が大好きになり興味を持つように。赤羽さんの鬼に対する考え、絵本論、満州時代の話。戦争の話。どれも興味深くますます好きになった。2021/02/03
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