出版社内容情報
瀬戸内寂聴さんの一周忌を追悼して発売するCDブック。寂聴さんの魅力は、人々の心を一瞬のうちにつかんでしまう「語り口」です。その親しみに満ちた、心のこもった寂聴さんの話をCDに収録。活字本では表現しきれない寂聴さんの人柄を届ける一冊。
内容説明
小説家で天台宗・尼僧の瀬戸内寂聴さんは、法話の集いを各地で定期的に開き、集まった人びとに仏教の教えを分かりやすく説いてきた。その一方で、人びとの日常的な悩みや疑問にも真摯に向かい合い、適切なアドバイスを与えた。本書は、日々の説法に心をこめた寂聴さんの姿を振り返りつつ、人々のさまざまな悩みにも、真摯に向き合う肉声を収録したCD付きの一冊。
目次
1章 流行作家から尼僧へ(中尊寺で得度する寂聴さん)
2章 法話の舞台(明日への道標を探しに寂聴さんのもとへ;曼陀羅山 寂庵―法話も行われた京都・嵯峨野の庵 ほか)
3章 寂聴さんと東日本大震災(暗闇の空に希望の星を見出す力を人間は与えられて、これまで生きてきた;どんな不幸のなかでも希望の見える世を信じて ほか)
4章 寂庵ほほえみがたり(寂聴さんにお悩み相談―一緒に悩みましょう 一緒に考えましょう)
5章 寂庵法話―仏教への誘い(「愛」目に見えない大いなるものの愛;「愛憎」憎しみを哀れみに変える視点 ほか)
著者等紹介
瀬戸内寂聴[セトウチジャクチョウ]
小説家・天台宗の尼僧。1922~2021年。徳島県生まれ。東京女子大学卒業。1973年、平泉・中尊寺で得度・受戒、法名は寂聴。田村俊子賞、女流文学賞、谷崎潤一郎賞、野間文芸賞、泉鏡花文学賞、芸術選奨文部大臣賞などを受賞。2006年に文化勲章受章。元天台寺住職、同名誉住職、元比叡山延暦寺禅光坊住職。徳島市・京都市・二戸市名誉市民(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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