出版社内容情報
西洋の名画を楽しむための見方や、おおまかな西洋美術史の流れがわかる西洋絵画の入門書。古代、ルネサンス、バロックから現代美術のはじまりまで、時代別に代表的な画家と作品をマンガ＋解説文で丁寧に紹介する。
内容説明
舞台は、とある美術館。深夜になると絵の中の人物が動き出す！？世界の名画の鑑賞ポイントを徹底解説！！モチーフの意味とは？画家からのメッセージを読み解く！８０作品紹介！
目次
１作目 西洋絵画の変遷をたどる
２作目 時代の名画を観る（絵画の起源；ルネサンス；北方ルネサンス；マニエリスム；バロック；ロココ；新古典主義・ロマン主義；写実主義；印象派；ポスト印象派；象徴主義・世紀末美術；現代美術のはじまり）
３作目 西洋絵画をもっと楽しむコツ
著者等紹介
川瀬佑介［カワセユウスケ］
東京都生まれ。上智大学、東京藝術大学大学院を経て、ニューヨーク大学大学院美術研究所で西洋美術史を学ぶ。メトロポリタン美術館Ｔ・ルソー研究員、長崎県美術館学芸員ののち２０１２年より国立西洋美術館に勤務、現在主任研究員。専門は１７世紀を中心とするスペイン・イタリア美術史
にしうら染［ニシウラソメ］
横浜市在住の漫画家。大学では西洋美術史を専攻し、主に近代フランス（印象派）、中世ロシア（ロシアイコン）を研究していた。学芸員資格取得済。得意分野は、１８～１９世紀フランスが舞台の歴史作品。２０１０年から雑誌でマンガを執筆（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のえる
48
図書館本。 絵画にまつわる様々な特徴や技法、描かれた時代背景や風俗、歴史などの物語が名画の人物が直々に語るマンガと共に描かれている。 正直な話、読了前、絵画はよくわからなかった。技法？ルネサンスにロココ、印象派…聞いたことがあるような気はするけど何のことだかさっぱり。でも、本書はそんな素人にもわかりやすく説明されていた。全編カラーで世界名画の鑑賞ポイントも付記され驚きつつ面白く興味深く読み進められた。このご時世ゆえ、美術館で丁寧な説明を聞きながら観覧している感覚を抱いた。2021/05/22
いえ
9
漫画要素は少なめで、主に見開きで絵画とその解説がされており、構成が好みで買いました。初心者向けに解説も丁寧に書かれている上、カラーで絵画が見れるのも嬉しいです。まず絵画を見て、これは何を描いたものだろう、この端の絵はどういう意味があるんだろう、こんなとこに人がいる！…と吟味したあと解説を読むとそんな背景があったのね、と大変面白かったです。私はルネサンス、マニエリスム、ロココ時代あたりが特に好きでした。一番気持ちが昂ったのがエル・グレコのオルガス伯の埋葬、次にフラゴナールのぶらんこ かな？2020/10/01
sasara
5
流行りの教養もの。朝日新聞は大嫌いながら購読している変人ですが、このシリーズはわかりやすくお気に入りで落語に続き西洋美術を。いろんな蘊蓄語りたくなります2020/02/21
sau
3
原田マハさんの影響もあり、YouTubeであつ森博物館の解説が面白かった方の本を読む。 自分が興味が湧くのは印象派以降ということに気付けた！日本でもみられるもの結構あるみたいなので見てみたいと思う。 2022/03/132022/03/13
くまちよ@読書垢
2
とても素人に優しい1冊。めちゃくちゃニワカだけど｢あー、この画家さん知ってる！この絵見たことある！｣っていうののオンパレードなので素人も読み進めやすい。時代背景や歴史なども簡単に交えながら優しく教えてくれるからほんと助かる～。これは実際に美術館に赴きたくなりますね。2021/03/23
