出版社内容情報
「考える力」を養い「実践する力」を身につける、今までなかった子どものための実用書。シリーズ第1弾は、「食べる」ことをテーマに、なぜ食べ物をおいしく感じるのか……など、いろいろな疑問に気づかせていきます。親子で楽しく考えながら読める本。
内容説明
人はどうして「おいしいもの」が好きなんだろう?大昔の人もそうだったのだろうか?甘いものは、なぜおいしいのか?好きなものだけたべていたら、生きていけないのだろうか?そんなことを思ったときに、手にとってほしいのがこの本だ。料理は、料理が得意な人だけがするものって思っているかもしれないけれど、じつはきみが考えているほどむずかしくない方法だってたくさんある。なにより、自分がおいしいと思う味を、自分の手でつくり出すって、わくわくするほどたのしい。たべものから広がるたのしい世界に、はじめの一歩をふみいれるための一冊をどうぞ。
目次
1 たべものはどこにある?
2 なにをどうたべよう?
3 おいしく長持ち!
4 おいしい味ってどんな味?
5 味だけではない!「おいしさ」のひみつ
6 心が生み出すおいしさ
7 からだがよろこぶたべものとたべかた
著者等紹介
松本仲子[マツモトナカコ]
1936年旧・京城(現ソウル)生まれ。福岡女子大学家政学部卒業。女子栄養大学大学院修士課程修了。聖徳大学大学院兼任講師。女子栄養大学名誉教授。医学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よこたん
37
“1日3回の食事におやつもふくめると、一生のうちに何回、たべものを口にするでしょうか。いつも、おいしくたべて満足するのと、いやいや食べて不満に思うのでは、それぞれをつみ重ねると、そのちがいはずいぶんと大きいでしょう。” 食べるってどういうこと?どんな意味があるの?を様々な角度から解説。小学校教科書関連コーナーにあったが、これは大人にも役立つと思う。空腹だけではなく、心をも満たす、食べるという行為。だしは塩味と一緒になってはじめておいしく感じられるのだとか。加藤休ミさんの絵が、更においしそうを引き立てる。2022/06/18
こいこい
4
「食事は空腹を満たすだけでなく、正しい心を育てるため」という言葉にハッとさせられた。おいしくたべるってどういうこと?について、幅広く、そして深く考察している本。情報が多過ぎて一回では読み切れなかったので、また借りたい。他のシリーズもあるようなので、それも読んでみたいな。2019/02/22
まげりん
3
2020年度光村掲載図書。とにかく食べることに関して網羅してるといってもいい。出だしの「命の途中をいただく」という点に激しく同意。そしてあとがきの鎌倉時代の道元禅師の5つの教え。「1,たくさんの人が関わってきたことに感謝。2,この食事を頂くのに相応しい生活をしているか。3,正しい心を育てるために頂く。4,他の生き物の命を頂いていることに感謝し適量を頂く。5,食べる事で得た力は世のために生かす。」額に入れるべきだね。2019/07/10
poppo
3
食べるってどういうこと?ということを考える本。人は何をどうやって食べて生きてきたのか、なぜ食べるのか、保存の知恵、味の感じ方など、食に関して基本的な考え方全般を身につけることができる。簡単な調理アイディアや実験もイラストで紹介されているので、子供も興味を持って楽しく体験できそう。2018/01/26
Miki Shimizu
3
かわいい。たいしょう ひらがなとカタカナがよめる みんな。食べる、作る、わたしたちのからだになることについて、網羅されてる。お料理レシピなんかもある。2017/12/02