出版社内容情報
マンガを楽しく読むだけで、歌舞伎の基礎や魅力がわかる。市川猿之助のインタビューのほか、演目100紹介も収録。図解も充実。
内容説明
舞台の感動は一期一会!!観劇のヒント。100演目ご案内。
目次
第1章 三人吉三
第2章 白浪五人男
第3章 義経千本桜 木の実・小金吾討死
第4章 義経千本桜 すし屋
第5章 紅葉狩
第6章 菅原伝授手習鑑 寺子屋
スペシャル対談 市川猿之助×千駄キャサリン
観劇がさらに楽しくなる演目案内100
時代背景を知ればより深まる!忠臣蔵&義経
著者等紹介
清水まり[シミズマリ]
フリーランス・ライター。歌舞伎を中心にエンタテインメントの分野で俳優やスタッフのインタビュー、紀行文、随筆などの原稿を劇場プログラムや各媒体に執筆。時に編集や監修、ごくまれにトークイベントの聞き手も務める
千駄キャサリン[センダキャサリン]
潜在的な歌舞伎ファンを見かけると、個々の思考や好みを考慮しながらアドバイスしては、観劇をサポートしている
白川蟻ん[シラカワギン]
2011年に『月刊講談社アフタヌーン』で四季賞を受賞。13年に同誌にてデビュー。15年にはLINE漫画で800万PV突破の人気作「かわれて候。」を連載。漫画のほか、イラストレーターとしても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
arisaka
9
歌舞伎初心者が舞台を観に行くというテイの漫画が、すごくわかりやすかった。「寺子屋」の楽しみ方が初めてわかった!ありがとう!猿之助が監修ということで著者との対談もあり、少し深い歌舞伎ファンの方でも楽しめるのでは?2017/11/22
inarix
5
銀座(?)の百貨店で働く、仕事にも恋愛にも行き詰まりを感じている女性が、ふとした切欠から歌舞伎を鑑賞するように。江戸時代から様々に趣向を凝らし語り継がれ、名跡を継いで役者たちによって演じられてきた多くの物語が、彼女の人生に新たな気付きを齎す―ーという感じで、一見敷居の高い古典芸能『歌舞伎』の世界を、興味を持ち始めた初心者に紹介する入門書。軽く100演目ほど粗筋や見どころを紹介していて、これで面白いと思えたらより詳しい本を探すと良い。歌舞伎の名場面を幾つかコミカライズしており、名シーンを上手く再現している。2021/03/30
あまね
4
歌舞伎鑑賞の敷居を下げようと、漫画で分かりやすく解説。三人吉三、白浪五人男、義経千本桜、菅原伝授見習鑑などを、歌舞伎初心者のデパガと共に楽しめる趣向。舞踊歌舞伎の紅葉狩りのツボも紹介されててありがたい。猿之助との対談も興味深い。家の芸を継承しつつ、新しいモノを作り上げる。その心意気と難しさ。猿之助襲名の直後に、スーパー歌舞伎でワンピースとは…! その写真が見開きでドーンとあるのだけど、真っ先に中村隼人(サンジ)に目が行く私って…(^-^;2018/09/02
Falgorou
4
マンガの部分と猿之助さん対談のところが面白かった。歌舞伎はまだまだ入門者。とりあえず月1歌舞伎継続していこうっと。2017/12/18
m
4
マンガの部分が分かりやすくて良い。全部マンガでも良いくらい。100演目は読むのがしんどい。キャサリンの物言いに気にくわないところもあるが、自分で勉強するからこそわかる楽しさってあるよなぁ。腕を骨折した猿之助が心配。次は「やさしい仏像」を読もう。2017/10/25