出版社内容情報
ソ連に侵攻の意向なし──。偽情報にだまされた日ソ諜報(ちょうほう)戦の失敗の真相に迫るノンフィクション。米国人歴史家が関東軍元将校らにインタビューした録音記録を朝日新聞記者が入手。ノモンハン事件、日ソ戦争の舞台裏を初出事実とともに描く。
内容説明
「ソ連に総攻撃の意図なし」なぜ関東軍はノモンハンで見誤ったか?日ソ戦の帰趨を決した謀略工作のすべて。ハニートラップ スパイ殺害 投降偽装…新事実満載!
目次
第1章 北辺の仮想敵との応酬
第2章 続発する国境紛争
第3章 ノモンハン事件、その舞台裏
第4章 “落柿”を待ちながら
第5章 地図と「ソト兵」の物語
第6章 迫り来る破局
第7章 ソ連軍の侵攻を眼前に
第8章 悲しきスメルトニク
第9章 エピローグ・語られなかったこと
著者等紹介
永井靖二[ナガイヤスジ]
1966年静岡県生まれ。大学は工学部工業化学科から分子工学専攻を修了し、1991年に朝日新聞に入社。福井支局、神戸支局を経て1996年から大阪社会部。調査報道班、大阪府警担当などを経て、2006年ごろから近現代史の取材を多く手がける。趣味は天体観測(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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