出版社内容情報
「第一問。ほかの三人の中から、あなたが一人えらんで殺すとしたら」。「怪異多発地帯」と呼ばれるほど怪現象のうわさがあちこちにある帯多田地区。そこで活動する中学生の結社「夜遊び同盟」は、ある夜、立ち入り禁止の家で寝泊まりすることになった。次々とふりかかる怪異を前にメンバーたちは誰を犠牲にして、誰を助けるのか……。
内容説明
「怪異多発地帯」と呼ばれる町で、中学生四人が入り込んだ空き家は、「惨劇を起こさなければ出られない家」―幽霊屋敷予定地だった。人ならぬ声が四人に告げる。「第一問。ほかの三人の中から、あなたが一人選んで殺すとしたら」…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さっちゃん
44
シリーズ第2弾。「夜遊び同盟」は台風接近中の夜帰宅出来なくなる。避難しようと空き家に入り込むが、そこは「幽霊屋敷予定地」で、幽霊屋敷にふさわしい「いわく」を作るため惨劇を起こせと命じられる。閉じ込められた彼らは誰を犠牲にするのか…。/前作よりスリリングで面白かった。今作は怖さはないけれど悩みに悩まされる。自分の命が助かるためなら大切な友人を死なせても良いのか、それくらいなら全員が死ぬほうが良いのか。まさに究極の選択。恐らくシリーズの核となるシジマについて今後の展開が楽しみ。1から順番に読むのがオススメ。2024/09/13
ともりぶ
3
児童書にしては救いがなかった前作に続き、今回もなかなか…。いつか思い出してもらえるのだろうか。2024/09/08
秋芳
2
シリーズ2冊目。事故物件になることが決定された屋敷からの脱出。舞台設定は面白いのに、ご都合主義的な脱出方法にイマイチ感。彼が怪異から解放されて、また5人で夜歩くってのがシリーズ完結になるのかなぁ。2024/09/05