出版社内容情報
世界中の国や地域を訪れ、戦場や辺境の地で生きる人々の姿を撮り続けてきた写真家・長倉洋海さんの写真集。40年以上にわたる取材をもとに自身の言葉でつづった文も収録。遠い国も出来事が身近に感じられる一冊。
目次
自然の中で
あそぶ・まなぶ
夢に向かって
いっしょに
著者等紹介
長倉洋海[ナガクラヒロミ]
1952年、北海道釧路市生まれ。1980年から世界の紛争地やアマゾンなどの辺境の地を取材。土門拳賞、講談社出版文化賞などを受賞。代表的な写真展に「フォトジャーナリスト長倉洋海の眼 地を這い、未来へ駆ける」(2017年、東京都写真美術館)がある。2015年から生まれ故郷・釧路の実家で、世界で出会った人と受講生をつなぐ場としての「長倉商店塾」を開講している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
59
2024年の1冊目と決めていた。あっ、この子は・・が、何人もいる。同じ写真であっても、撮る人によって、こんなにも違うのだろうと、考えることが多い。機材云々もあるが、やはり、撮る人の思いや撮られる人との関係性なんだろなあ~。子どもたちの笑顔やキリっとした顔の向こうに、明日が見える。2024/01/01
たまきら
50
新刊コーナーでこの笑顔に惹かれて。子どもたちの笑顔の写真ぐらい、「ああ、平和ってなんて素晴らしいんだろう」と思わせてくれるものも少ないです。世界中の子どもたちの生きる環境を眺めながら、この写真家の長いキャリアへ敬意をおぼえました。ああ、このこの本、覚えてる。ああ…この子も…。子どもの読者に向けたQ&Aで「梅干しとレトルトのおかゆは必需品」と答えてらして微笑ましいな、と。厳しいことも紹介されていますが、読み終わった時笑顔でいられる写真集です。素晴らしかった。2024/01/13
ヒラP@ehon.gohon
21
長倉洋海さんが世界各地を旅しながら撮影を続けるその地の生活の中から、「元気」とテーマにピックアップした。写真絵本です。 必ずしも平和でも豊かでもない国々、厳しい環境で暮らす人々の中にも、「元気」を感じる一瞬はあります。 それだけに捕らわれてしまってはいけないのでしょうが、輝きを感じる瞬間は気持ちの良いものです。 見ている自分が元気をもらったように思いました。 最後に、長倉洋海さんのこの本に対する思いや、取材旅行に関してのトピックが付されていて、この作品に重みを加えています。2025/04/13
みよちゃん
9
写真に写った子どもたちの笑顔が、とても良い。また、訪ねた地域も、多種多様な暮らしや人たち。子どもたちに元気をもらいました。2023/11/30
遠い日
8
長倉洋海さんの撮る子どもたちは、みんないい顔をしている。それは長倉さんが子どもたちの内面を掬い取っているからに他ならない。見覚えのある子がちらほら。元気にしているかな?とわたしも懐かしくなる。2023/11/05