記者失格

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記者失格

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  • サイズ 46判/ページ数 241p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784023318717
  • NDC分類 070.4
  • Cコード C0036

出版社内容情報

「あさイチ」で人気を博したヤナギーは時に予定調和を破る発言で人々の心を揺さぶってきた。元は数々の事件・事故、戦場での取材に奔走した「伝説の記者」。そのまっすぐな姿勢の背景には何があり、何を考えてきたのか。半生を振り返る。

内容説明

戦場で麻痺する死への感覚、がん、生への執着、組織ジャーナリズムの矛盾、現場に行けないもどかしさ、身近にあって気づけなかった「もう半分の世界」―。

目次

第1章 現場に行かずして何がわかるか
第2章 野次馬根性
第3章 こぼれ落ちそうなものにこそ宿る真実
第4章 バグダッド、最後の臨時便
第5章 現実は、ひとことでくくれない
第6章 ならぬことはならぬ
第7章 つねに、見えていない世界がある

著者等紹介

柳澤秀夫[ヤナギサワヒデオ]
ジャーナリスト。1953(昭和28)年9月27日、福島県会津若松市生まれ。元NHK解説委員。早稲田大学政治経済学部卒業後、77年NHK入局。横浜、沖縄各放送局記者を経て、84年から外信部(現国際部)記者。バンコク、マニラ各特派員、カイロ支局長を歴任し、カンボジア内戦、湾岸戦争などを取材した。湾岸戦争時には日本人として初めてバクダッドに入り、戦争の惨状をリポートした。2002年に解説委員に就任し、中東情勢を担当。9.11テロ事件、イラク戦争など中東情勢に関するドキュメンタリー番組や討論番組に出演。06年から「ニュースウオッチ9」初代メインキャスター、その後解説委員長を務めた。18年9月末、NHK退局。同年10月よりフリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

17
「ヤナギー」としての穏やかな顔しか知らない身にとり、戦場を駆け巡った「柳澤記者」の姿はより鮮烈な印象を残した。ベテランとしての威厳を持ちながらも、「知らない」「分からない」自分を素直に差し出すことができる。その飾り気のなさが、『あさイチ』を安心して楽しめる番組にしていたんだなと思う▼スクープとは掘り起こしである。そして、取材の本質とは、情報の余計を削ぎ落とし確信に迫る作業である。2020/04/20

TAKA0726

12
18年にNHKを退職後フリー、「大下容子ワイド!スクランブル」「あさチャン!」「Live News it!」など各局の番組コメンテーターとして出演。テレビに出てくるマスコミ人は信用できそうでない人が多いが、柳澤氏はバンコク、マニラ各特派員、カイロ支局長、湾岸戦争イラク高官との取材等華やかな経歴でありながら、ウケ狙いでなく愚直にコメント。わからないこともあると言い切り信頼されなければ伝わらないと心得る。自分のふがいなさと向き合い、いかに劣等生なのか、自分を記者失格と認識し、自己嫌悪の繰り返しで信頼に値する。2020/11/10

DEE

11
記者ってつくづく大変で、とても面白いと思う。もちろんきちんとした仕事をしていることが前提だけど。 時々観ていたニュースウォッチ9で、突然いなくなり驚いたのを思い出す。 最近のお仕事は存じ上げないが、事実を淡々と話すという印象があり自分の好みだった。 うるさい人は嫌だ。2020/11/15

もぐ

4
あさイチのコメントがとても好感が持てたので、読んでみました。知らない記者時代、奥さまのお話、、これからのテレビ等でのコメントも楽しみとなりました。2021/04/28

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0
会津藩の話は不要。未だに長州出身云々にこだわっているのか…2021/01/12

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