出版社内容情報
人間の体と同じで、家にも暮らしにも「新陳代謝」が必要です。世界一清潔な空港の清掃人が教える、人生がピカピカに輝く代謝のいい暮らし。家のにおいの取り方、清潔に整理する方法、魔法の重曹水の作り方……。人生が変わる掃除の実践方法を紹介。
内容説明
「世界一清潔な空港の清掃人」の技満載!こころスッキリ!何かひとつ、きれいにすると、気持ちが晴れ晴れします。「毎日、何かひとつ」でよいのです。いくつになっても清潔な暮らしを目指しましょう。
目次
1章 1枚のタオルから、はじまる(おばあちゃんと思い出のカルピス;暮らしにも新陳代謝が必要です ほか)
2章 においと、向き合う(においまで、きれいに;お義母さんの定位置 ほか)
3章 ほこり、湿気をなくす(空気にも新陳代謝が必要です;開けっ放しも悪くない ほか)
4章 1000円で、ピカピカにする(100円ショップ活用術)
5章 清潔さが、見栄えをつくる(捨てるのではなく、生かす;清潔であることが見栄えをつくっていく ほか)
著者等紹介
新津春子[ニイツハルコ]
1970年、中国瀋陽生まれ。日本空港テクノ株式会社社員。環境マイスター。17歳で日本に来てから、32年以上清掃の仕事を続ける。羽田空港国際線ターミナル、第1ターミナル、第2ターミナルの実技指導者。2018年にハウスクリーニング事業部門「思う心」創設。1997年全国ビルクリーニング技能競技会1位(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吾亦紅
28
世界一清潔な空港である羽田空港の、掃除のプロ新津春子さんが、家の掃除方法を伝授。特別な道具はほとんどなし、ほこりを溜めない、湿気を逃がす、そのための換気や拭き掃除といったごく基本的なことの大切さを勉強できた。早速重曹水をスプレーボトルに作って、あちこち拭いている。そして断捨離には異を唱える新津さん。「片付けに大切なのは、ものを捨てることではなく、ものを生かすこと」という言葉は、断捨離にかすかな不信感をもつ自分にとって大きな気付きと安心感を与えてくれた。2022/06/27
空猫
22
思っていた内容とは違っていたけれど。清掃とは基本的にタオルと重曹で「一番弱い立場の人を思いやって」掃除をすること。どんな仕事も「人様のため」なのだな。(=゚ω゚=)2020/10/17
ぽてちゅう
17
「世界一清潔な空港の清掃人」新津春子さんの清潔の秘訣に、ズボラ清掃人ヒイッ!息をのむ。清掃は相手を思いやる心、弱い人目線で。そして究極的には菌との戦い。(いや、敵多すぎ💦)薄い綿のタオル1枚と重曹を駆使して立ち向かう!「すべての汚れはほこりからはじまる」ヒイッ!人差し指ですーっとなでて…ほこり、つくね。「拭き掃除は洗顔と同じ」ヒイッ!汚れたらその都度洗って拭いて清潔に。「においまで、きれいに」ヒイッ!布製品、げた箱、冷蔵庫。においの元に重曹フル活用。では、タオルを目に見える場所に置くことから始めましょ。2023/08/17
スリカータ
13
NHKの番組「プロフェッショナル」で新津さんを知り、清々しさと仕事に対する姿勢に感動して涙した。新津さんは沢山の本を出版しているが、本書が初読み。新津さんの語り口がそのまま文章になったかのようで、脳内で新津さんの声に変換された。自宅で見慣れて感度が低くなった薄汚れた物を見直すきっかけになった。一例にもあったが、黒ずんだ菜箸は即捨てた。カビや汚れを招く埃に対して、もっと感度を上げようと思った。他の著書も読みたくなった。2019/08/22
ゴロチビ
9
読み始めるや、この著者さんの生きる姿勢、というかエネルギッシュさに圧倒されて、わーついて行けなさそう…と思ってしまった。ところが、読めば読むほど、出来ることは真似しなきゃという気持ちが湧いてきて、読んでる途中で本をパタリと閉じて、古いTシャツを切って使い捨て雑巾にしてみたり古新聞をブーツの中に突っ込んでみたりしているのだった。何より驚いたのは、この本のおかげで換気扇の掃除が出来たこと。本で紹介されてるお年寄り同様、その必要性すら気付いていなかったのだ。その意味で、こんなに役立ったお掃除本も無いと言えよう。2020/01/04
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- オルタネート 新潮文庫