出版社内容情報
銀杏BOYZの詞曲をもとに「ちゅらさん」「ひよっこ」などで知られる脚本家・岡田惠和が新たな物語を書き下ろす連作短編集。
内容説明
銀杏BOYZの名曲たちから紡がれる青春物語。7つの曲が1つのストーリーに。
著者等紹介
岡田惠和[オカダヨシカズ]
1959年生。東京都出身。脚本家。繊細なタッチの物語世界とポジティブなキャラクター造形、会話劇で幅広いファンに支持される。主な作品にNHK連続テレビ小説「ひよっこ」「ちゅらさん」ほか。「ちゅらさん」では第10回橋田賞、第20回向田邦子賞をダブル受賞。峯田和伸を主演に迎えたドラマ「奇跡の人」(NHK BS)は、第71回文化庁芸術祭賞テレビ・ドラマ部門大賞を受賞するなど高い評価を得ている
峯田和伸[ミネタカズノブ]
1977年生。山形県出身。GOING STEADYで99年にCDデビュー。代表曲「BABY BABY」が収録された2ndアルバム「さくらの唄」は大ヒットを記録。人気絶頂のなか2003年にバンド解散後、すぐに銀杏BOYZとして活動を開始する。17年に臨んだ初の日本武道館公演もチケット即完売。バンド活動の傍ら、映画や舞台に出演するなど活動の幅を広げ、映画「アイデン&ティティ」「ボーイズ・オン・ザ・ラン」、ドラマ「奇跡の人」で主演を務めるなど役者としても活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mocha
82
銀杏BOYZの曲から脚本家・岡田惠和さんが紡いだドラマは、泣きたくなるほどピュアで愛おしい。主人公の青年の言葉が、峯田和伸さんの口調で聞こえてくるようだった。歳は全然違うし、そもそも峯田さんのことあまり知らないのに。短くてさらっと読めるけど、読後もずっと切ない気持ちが続く。映画は見てないけど、朝ドラ『ひよっこ』の人達がいろいろ出てるみたいだし、ぜひ見てみたい。2019/12/04
ぶんこ
45
銀杏BOYZを知らず、峯田さんも岡田さんも知らないので何故この本を手に取ったのか?あっという間に読み終わる優しいお話でした。コウタ君の純粋さに、読んでいて和みました。常に前向きで、僻んだり妬んだりしない素直な人。居そうで居ない人。伸二君とあーちゃんの絆の強さが感じられた事故ですが、残されたあーちゃんを思うとたまらなくなって、長い間傷ついたままな心を持て余したんでしょうか。コウタ君と会えたことが七夕の奇跡だと思いました。とりとめのない感想になってしまいました。イマイチ入り込めなかったからでしょうか。2019/04/26
★YUKA★
42
銀杏BOYZの曲からの書き下ろし。1曲1曲の短編かと思って読み始めましたが、1つのストーリーになっていました。2019年映画化決定と帯にありました☺️主人公のイメージは完全に峯田くんですが、年齢的に無理かな。楽しみです🎬2018/06/21
Maki
25
もうさ、たまらなかった。読んでよかった。コウタはわたしで、わたしはコウタだ。わかりすぎるくらいわかってイタイ。全力で好きなものを好きと言って、全力で喜んで笑い。全力で悲しくて泣く。ストロベリーフィールズフォーエバー。はなみずとなみだがとまらなかった。峯田ありがとう。岡田さんスゲー!マジすげえ!顔、腫れてます。クリスマスなのに。関係ないけど。2018/12/24
キビ
22
峯田買い。銀杏BOYZの曲からの書き下ろしって、これは読んでみたくなります。主要な登場人物がそれぞれいい味出してて、このお話の世界にいる間は、何だか現実逃避できました。「もしも君が泣くならば」の章…そうなるかぁと思いつつ脳内BGMが流れ、やっぱりこの唄好きだ…と再確認しました。2018/06/16