出版社内容情報
日本人が歯を失う原因1位の歯周病。近年、糖尿病や心筋梗塞など、さまざまな病気と密接な関係にあることもわかってきた。日本歯周病学会・日本臨床歯周病学会が国民に警鐘を鳴らす初の公認本で、歯を失わず健康でいるための必読書。
内容説明
日本人が歯を失う原因1位の歯周病。近年、糖尿病や心筋梗塞など、さまざまな病気と密接な関係にあることもわかってきた。日本歯周病学会・日本臨床歯周病学会が国民に警鐘を鳴らす初の公式本で、歯を失わず健康であるための必読書。
目次
1章 あなたの歯のケアは間違っている!―11の誤解とその正解
2章 歯周病の衝撃の新事実
3章 日本1億総歯周病時代―日本人の大敵・歯周病の正体と治療法
4章 きちんとケアすれば歯は抜けない―歯周病治療とは
5章 歯医者さんにかかっていたのに歯周病!―歯周病の予防とセルフケア
6章 一人では歯周病から歯を守れない―歯科医師とのいい付き合い方
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真香@ゆるゆるペース
112
20代半ばぐらいから歯に対する意識が高くなった。歯医者に通うのはもちろん、ホームケアとして、プラークチェッカー、フロス、マウスウォッシュなどを使い、歯茎マッサージも行うようにしている。それが功を奏しているのか、ここ何年もずっと虫歯はなく、歯周ポケットの数値も今のところ異常なし。けれど、中年以降の日本人の歯周病罹患率は80%とのことで、放置すると歯が抜けるだけでなく、脳梗塞や糖尿病などの重病のリスクになると知り、今以上にケア頑張らなくてはと思った。目指せ8020。将来歯を失いたくなければ、一読の価値あり。2019/09/01
Willie the Wildcat
69
歯周病は(完治ではなく)息長く付き合う病と学んでから云年。以来、記載のフロス+歯間ブラシを使ったセルフケアと、半期毎の歯科医ケアがルーティン。冒頭の”都市伝説”から始まり、歯周病の解説から付き合い方など、とても丁寧な説明。中でも、「良い歯科医選定ポイント15」は必見。流石、両学会の公式本という感。「いい歯科医を見抜くポイント」15点、目的と相性もあるかな。因みに、私のかかりつけの歯科医の待合室で本著発見!これが”16点目”だったりして?!2023/06/12
どぶねずみ
30
主に歯周病の話。5人に4人が歯周病患者だと言われ、私自身も歯医者で虫歯はないと言われて安心していたが、歯周病は虫歯のない人でもかかるという。住宅で例えると、虫歯は雨漏り、歯周病は地盤沈下のようなもので、実は虫歯よりもよっぽど怖いと思った。重度の歯周病は、細菌が唾液や血管へ入り込むので、歯周病患者の53%の男性がEDだったり、歩行困難になるというような都市伝説っぽいと思っていた根拠がよくわかった。だから、ものすごく怖い。正しいブラッシングを習得するのはもちろん、信頼できる歯医者の見分け方は大いに参考になる。2018/08/27
えこ
19
職場にLIONさんから頂きました。基本的な事がとてもわかりやすく書かれてました。歯科医療従事者として再確認できてよかった。一般の患者さん向けの本なので、歯を失う前に、色んな人に読んでもらいたいです。2016/12/22
アイスマン
15
歯周病が進行して歯肉が下がってしまった人は歯間ブラシが効果的だが、そうでない人が歯間ブラシを使用すると歯肉を下げてしまう。歯周病が進行して歯肉が下がってしまった人以外はデンタルフロスが効果的だ。2017/12/06