出版社内容情報
【社会科学/経済財政統計】いまこそ、「占領レジーム」を脱却せよ!日本の特殊性を武器に転換し、経済力の低下を乗り越えていくための処方箋を提示する。敗戦からの復興を経て、成長、成熟へといたる歴史にこそ、未来の日本を確かにするヒントはある。
内容説明
いまだに「戦後」は続いている…いまこそ「占領レジーム」を脱却せよ!「日本国憲法制定」「財閥解体」「農地改革」などを経て、戦後の占領下につくられた日本の政治・経済システムを総点検。資本主義の限界を超えて日本が進むべき道を明らかにする。
目次
序章 「占領レジーム」を脱却せよ
第1章 戦後日本の姿を決定づけた「占領政策」(GHQがパートナーとした芦田均と吉田茂;GHQ民政局が九日間でつくった「日本国憲法」 ほか)
第2章 「高度成長」を牽引した歴代の内閣総理大臣(高度成長は岸信介総理の時代に始まった;大蔵省出身の池田勇人総理による「国民所得倍増計画」 ほか)
第3章 「安定成長」の先にあったバブル景気(オイルショックを乗り越えた日本は安定成長期へ;安定成長期を支えた官僚出身の内閣総理大臣 ほか)
第4章 「バブル崩壊」と「金融危機」が襲う受難の時代へ(「プラザ合意」後、一気に進展した円高;一ドル九円台の円高につながった「日米包括協議決裂」 ほか)
第5章 「成熟段階」に入った日本の国内経済(低成長は経済が成熟したことの表れ;先進諸国でも常態化する低成長 ほか)
第6章 成長の限界に達しつつある近代資本主義(低金利と低利潤―成長の限界;「九九%の抵抗」を生んだ格差の拡大 ほか)
第7章 成熟国・日本が取り組むべき課題(成熟とは低成長・低インフレのこと「今日よりいい明日はない」に向き合う先進国 ほか)
第8章 これからの日本は「豊かなゼロ成長の時代」へ(「戦争を選んだイギリス」と「平和を選んだ日本」;権威と権力を分けることで維持された天皇制 ほか)
著者等紹介
榊原英資[サカキバラエイスケ]
1941年、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。大蔵省入省後、米ミシガン大学で経済学博士号取得。IMF(国際通貨基金)エコノミスト、ハーバード大学客員准教授、大蔵省国際金融局長、同財務官を歴任。「ミスター円」と呼ばれ、為替・金融制度改革に尽力。慶應義塾大学教授、早稲田大学教授を経て、青山学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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