戦後70年、日本はこのまま没落するのか―豊かなゼロ成長の時代へ

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戦後70年、日本はこのまま没落するのか―豊かなゼロ成長の時代へ

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784023314184
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0033

出版社内容情報

【社会科学/経済財政統計】いまこそ、「占領レジーム」を脱却せよ!日本の特殊性を武器に転換し、経済力の低下を乗り越えていくための処方箋を提示する。敗戦からの復興を経て、成長、成熟へといたる歴史にこそ、未来の日本を確かにするヒントはある。

内容説明

いまだに「戦後」は続いている…いまこそ「占領レジーム」を脱却せよ!「日本国憲法制定」「財閥解体」「農地改革」などを経て、戦後の占領下につくられた日本の政治・経済システムを総点検。資本主義の限界を超えて日本が進むべき道を明らかにする。

目次

序章 「占領レジーム」を脱却せよ
第1章 戦後日本の姿を決定づけた「占領政策」(GHQがパートナーとした芦田均と吉田茂;GHQ民政局が九日間でつくった「日本国憲法」 ほか)
第2章 「高度成長」を牽引した歴代の内閣総理大臣(高度成長は岸信介総理の時代に始まった;大蔵省出身の池田勇人総理による「国民所得倍増計画」 ほか)
第3章 「安定成長」の先にあったバブル景気(オイルショックを乗り越えた日本は安定成長期へ;安定成長期を支えた官僚出身の内閣総理大臣 ほか)
第4章 「バブル崩壊」と「金融危機」が襲う受難の時代へ(「プラザ合意」後、一気に進展した円高;一ドル九円台の円高につながった「日米包括協議決裂」 ほか)
第5章 「成熟段階」に入った日本の国内経済(低成長は経済が成熟したことの表れ;先進諸国でも常態化する低成長 ほか)
第6章 成長の限界に達しつつある近代資本主義(低金利と低利潤―成長の限界;「九九%の抵抗」を生んだ格差の拡大 ほか)
第7章 成熟国・日本が取り組むべき課題(成熟とは低成長・低インフレのこと「今日よりいい明日はない」に向き合う先進国 ほか)
第8章 これからの日本は「豊かなゼロ成長の時代」へ(「戦争を選んだイギリス」と「平和を選んだ日本」;権威と権力を分けることで維持された天皇制 ほか)

著者等紹介

榊原英資[サカキバラエイスケ]
1941年、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。大蔵省入省後、米ミシガン大学で経済学博士号取得。IMF(国際通貨基金)エコノミスト、ハーバード大学客員准教授、大蔵省国際金融局長、同財務官を歴任。「ミスター円」と呼ばれ、為替・金融制度改革に尽力。慶應義塾大学教授、早稲田大学教授を経て、青山学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

メタボン

21
☆☆☆ 経済書かと思いきや歴史書だった。題名にだまされた。それでも戦後日本の大蔵省、政府、歴代総理の歴史がコンパクトにまとまってわかりやすかったので、まあためにはなったと思う。ただ「豊かなゼロ成長の時代」に向かって、日本は何をすべきかという論点を深めてほしかった。2017/01/28

サトル

0
本のタイトルにひかれて、更に著者は「ミスター円」と呼ばれ、かつてマスコミを賑わした論客だから、期待して読んでみたものの、とんだ見かけ倒しだった。序章と終章を読めば事足りる内容で、著名人や識者の引用文がやたらに多いし、データは何度も使いまわし、バブル崩壊後は「失われた20年」などでは決してなくと云う念仏を繰り返しながら、仕舞いにはイギリスの百年戦争や江戸時代の鎖国まで飛び出してくる。まさに屋上屋を重ねて、実体がまるで見えてこないが、ただひとつ教わった。戦後70年、日本は成熟国家になってきたと云うことだ。2018/12/02

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