読み切り 世界文学―人生は賢書に学べ

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読み切り 世界文学―人生は賢書に学べ

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  • サイズ B6判/ページ数 308p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784023314092
  • NDC分類 902
  • Cコード C0095

出版社内容情報

【文学/日本文学評論随筆その他】大人には、寄り道が必要だ。『老人と海』『カラマーゾフの兄弟』『高慢と偏見』『百年の孤独』『戦争と平和』『嵐が丘』『異邦人』……。誰もが知っているけれど、通読したことがない世界の傑作文学のポイントを凝縮してお届け。滋味あふれる良著。

内容説明

傑作は凄まじい。時代と場所を超えて受け継がれる人間の真理を、本質を捉えたダイジェストと解説で紹介。今まで誰にもつくれなかった、世界文学の超本格的入門書。すてきな人は、激情も不条理も知っている。

目次

若きウェルテルの悩み―ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
グレート・ギャッツビー―スコット・フィッツジェラルド
異邦人―アルベール・カミュ
嵐が丘―エミリー・ブロンテ
白鯨―ハーマン・メルヴィル
変身―フランツ・カフカ
ライ麦畑でつかまえて―J.D.サリンジャー
嘔吐―ジャン=ポール・サルトル
黒猫・アッシャー家の崩壊―エドガー・アラン・ポー
百年の孤独―ガブリエル・ガルシア=マルケス
戦争と平和―レフ・ココラエヴィチ・トルストイ
チャタレイ夫人の恋人―D・H・ロレンス
ホビット―J.R.R.トールキン
魔の山―トーマス・マン
老人と海―アーネスト・ヘミングウェイ
神曲―ダンテ・アリギエーリ
カラマーゾフの兄弟―フョードル・ドストエフスキー
レ・ミゼラブル―ヴィクトール・ユーゴー

著者等紹介

山本史郎[ヤマモトシロウ]
1954年和歌山県生まれ。東京大学総合文化研究科教授。英文学者。翻訳家。東京大学教養学部教養学科卒業

大竹守[オオタケマモル]
1972年東京都生まれ。画家/イラストレーター。早稲田大学法学部中退後、CM制作会社勤務を経て、2005年より独学で絵を描きはじめる。TIS公募大賞など受賞歴多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mizuki

33
切り絵画家の大竹守さんによる挿絵が素晴らしかったので、手に取りました♡ 有名な世界文学18作品の著者の紹介、あらすじと逃してはいけないポイントが書かれてあります。わたしはネタバレなのが嫌だったので、著者の紹介を重点的に読ませていただきました。本を読む前に著者を知ることは、作品への愛や理解が深まるのだと改めて気づきました。山本史郎さんのあらすじは(本人が最も心を砕いたとおっしゃるだけあり)大変分かりやすく、著者の紹介も素晴らしかったです。紹介されている作品への理解を深める手助けとなる良い本だと思います。2016/10/07

辛口カレーうどん

18
とても有名で、タイトルや作者は知っているが、読んだことのない世界文学が簡潔に、それでいて興味深く紹介されていた。したり顔で自分の解釈をダラダラ語った(しかも難しくて理解しがたい)文学案内が多い中、これは良書でした。2016/06/01

みき

11
「悩めるものは美しい」ーそんな言葉からこの本は始まる。 この本は、名著のあらすじ、解釈や作者の生い立ちなどの作品背景をわかりやすくまとめた文学入門書である。「文学は人生の岐路において本領を発揮するのではないか」という、阪大文学部長の金水敏さんの言葉を思い出した。 人の心の機微を上手に表現した文学作品は、時に心を癒してくれて、救いになるものだと思う。 そしてこのままでいいのかと問いかけてくれたり、新しい視点を授けてくれる時もある。 この本を読んで気になった作品がいくつかあったので、実際に読んでみようと思う。2017/08/18

よしひろ

5
実に完成度が高い。世界文学は読んだからといってすぐに理解できるものではない。読み切れない場合さえある。本書は作者や当時の時代についてまで、分かりやすく述べており、絵もセンスが感じられる。2016/01/06

がんぞ

4
『戦争と平和』をトイレに置いて少しずつ読んでいるが、アブリッジ版で省かれた部分がやたら面白い/世界名作と称される西洋文学は全て、肉食を感じさせる波乱万丈のストーリーとなっているようだ/大学生時代に読んだ『神曲』、『白鯨』、『魔の山』、『嘔吐』など今読んだら人生経験で「やたら面白い」と思うかもしれない。『レ・ミゼラブル』はメロドラマなのが良いのかもしれないがあまり認めたくない/『ホビット』新訳は読んでないが、著者は「英語の文学作品を一つ選ぶならこれ!」と傾倒/俺なら人類の運命をスペキュレイトするSFから選ぶ2017/09/05

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