成長戦略が日本を滅ぼす

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成長戦略が日本を滅ぼす

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  • サイズ B6判/ページ数 213p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784023313743
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0033

出版社内容情報

【社会科学/経済財政統計】最良ケース・平均ケース・最悪ケースの三つの予測シナリオを描きつつ、日本経済の未来を鋭く分析する。視点を「成長」から「成熟」に移せば、日本が世界のトップランナーである! 明るい未来へのヒントはわれわれの足元にこそ眠っている。

内容説明

日本はアメリカにはなれない!なる必要はない!負担を分担し、成熟社会のメリットを享受する堅実な戦略の先にこそ、日本の明るい未来はある。

目次

序章 日本経済がたどるべきシナリオ
第1章 日本の累積赤字はどこまで増えるのか
第2章 歳出の削減は可能なのか
第3章 歳入をいかにして増やすのか
第4章 日本は高成長を取り戻せるのか
第5章 格差の拡大は防げるのか
第6章 グローバリゼーションにどう対処するか
第7章 日本ならではの経済システムは可能か
第8章 成長戦略で日本を救えるのか

著者等紹介

榊原英資[サカキバラエイスケ]
1941年、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。大蔵省入省後、米ミシガン大学で経済学博士号取得。IMF(国際通貨基金)エコノミスト、ハーバード大学客員准教授、大蔵省国際金融局長、同財務官を歴任。「ミスター円」と呼ばれ、為替・金融制度改革に尽力。慶應義塾大学教授、早稲田大学教授を経て、青山学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

メタボン

20
☆☆☆★ 毎年GDPの8%にあたる国債が増え続けており、このまま行けば2020年には国債のGDP比率が個人貯蓄残高のGDP比率を超え、混乱を招くだろうと警鐘を鳴らす。闇雲に成長戦略により突き進む時代は終焉し、資本主義経済は「成熟」の時代を迎えた。失われた10年は失われたのではなく、成熟して1%未満の成長率の時代となったのである。福祉に対する国民負担率はヨーロッパに比べればまだ低い。ヨーロッパと同等の福祉を目指すのであれば増税は避けられず、消費税水準は20%も止むを得ない。以上が本書の主旨。賛否両論あるか。2015/12/01

モビエイト

2
日本は成長ではなく成熟した国家になったので成長率は1%、美しき自然、安全な都市、健康な国民を追求していくことが大切なのだと思いました2016/01/10

Kenji Ogawa

1
榊原氏は2020年に破綻を予想2015/04/07

Honnomushi 年間100冊 shibari

0
現在の「資本主義経済」や「グローバリズム」で顕在化してきた「歪み」を理解したうえで、どのように日本の将来を形作っていけばよいのだろうか。本書は2015年1月に出ているが、係る題材やテーマの本はそれなりに出て来てはいるものの、まだまだ世の中は「不都合なことは見ない、聞かない」「自分が生きている内は何とかなる」という「将来のツケの先送り」を相変わらず続けているような気がしてならない。2019/05/04

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