出版社内容情報
【社会科学/経済財政統計】「賢者とお金持ちは、歴史に学ぶ」──10回のバブル、3回の戦争、経済統制、ハイパーインフレ、恐慌……かくも市場は繰り返す。日・米・英直近130年の経済と株式の歴史と統計データから相場観を養う、まったく新しい切り口の投資読み物。
内容説明
世界の富裕層を長年研究し、自らも億単位の資産を動かす投資家でもある著者が明かす、歴史から未来を透視する8つのストーリー!10回のバブル、4回の戦争、経済統制、ハイパーインフレ、世界恐慌、大災害…投資は20世紀に学べ!
目次
第1章 100年単位で株価はこう動く
第2章 インフレ時代を前に知っておくべきこと
第3章 戦争と株価の不都合な真実
第4章 バブルは利用するもの
第5章 イノベーションで儲ける鉄則
第6章 金と石油、そして通貨をめぐる攻防
第7章 長期投資は安全に儲かるのか
第8章 未来を見据えた投資戦略
著者等紹介
加谷珪一[カヤケイイチ]
評論家。東北大学卒業後、日経BP社に記者として入社。野村證券グループの投資ファンド運用会社に転じ、企業評価や投資業務を担当。独立後は、中央省庁や政府系金融機関などに対するコンサルティング業務に従事。現在は、金融、経済、ビジネス、ITなど多方面の分野で執筆活動を行っている。億単位の資産を運用する個人投資家でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
澄
12
【立読】景気(といえばいいのか)は一定のサイクルで廻るということか。日本経済は今後、インフレ/スタグフレーションになる可能性あり。どのように対策するか。インフレには不動産がいいようだが、、、2015/10/18
まめタンク
11
2017年、69冊目。 85点 お金は歴史で動いている。面白かったのが、第二次世界大戦において軍部しか知り得ない情報や大本営発表を投資家が的確に株価に反映させていた事でした。景気は歴史、投資は情報なのでしょう。2017/06/04
砂王
8
人間の営みは何も変わらない。基本的に、人間は同じことを繰り返す。進歩するのではない。循環しているんだ。2016/05/05
すうさん
7
基本的にお金というものは「共同幻想」なのであって人間や国家の信頼関係に基づくもの。だからに人間の気分や心理によって経済は変化してしまう。それゆえ経済は人間の歴史を学ぶべきだ。時代によって社会環境は変化しても、人間の欲望の方向はそれほど変わらない。また人はうそをついたりデマの情報を流したりするから、いったいどれが事実なのかもわからなくなっている。だから未来を予測することは難しい。私達は未来を想定するためにも、過去の歴史を学ぶとともに、「事実を見極める目」さらに「現実を判断する価値観」を持たないといけない。2020/03/03
こじ
7
評価4/5 歴史は繰り返すことをご存知でしょうか? 例えば、ビットコインバブルは過去のインターネットバブルを研究していれば、どのように行動するのが正しいのかを事前に検討することができたと思います。 なぜならアマゾンの株価もドットコムバブルでマイナス95%を経験したりしており、それを乗り越えて今はドットコムバブル全盛期の20倍まで持ち直しています。 このように過去のアマゾンは今のビットコイン同様に値動きが激しかったのですが、その壁を乗り越えると利益が待っている。2020/02/08