出版社内容情報
【社会科学/経営】いま全世界の注目を集めるプレゼンテーション・イベント、TED。一流のプレゼンとアイデアはいかにして生まれるのか? ビル・ゲイツなどの歴代の名スピーチを目の当たりにし、TEDのプレゼン指導も行うTEDxTokyo創設者が語りつくす。
内容説明
日本にTEDマインドを広めた、アイデア&プレゼン指導のスペシャリストが初めて明かす―。
目次
プロローグ 日本にはTEDが必要だ!
第1章 TEDとは何か
第2章 TEDのアイデア
第3章 TEDのプレゼン
第4章 TEDxを日本でおこす
第5章 TEDxTokyoのアイデア
エピローグ TEDの未来
著者等紹介
パトリック・ニュウエル[パトリックニュウエル] [Newell,Patrick]
アメリカ出身。TEDxTokyo(テデックス・トーキョー)代表。1991年より日本に在住し、教育活動家として20年にわたり世界各地の学習環境の変革と向上を目指した活動を行う。1995年に東京インターナショナルスクールを創設。2009年にTEDxTokyoをトッド・ポーター氏とともに立ち上げた。TEDxスピーカーのプレゼンテーション指導も行う。児童養護施設の子どもたちを支援する「Living Dreams」、21世紀にふさわしい教育法を開発する「21 Foundation」など、学びに関する活動に精力的に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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たまきら
22
知人が参加しているので読んでみたんですが、出会いの場の一つとして活用できる一つのカタチではないだろうか。「良いものは黙っていたって選ばれる」そうかもしれないけれど、積極的に紹介して罰は当たらない。より積極的に流れに加わるための最初の一歩。そういう活動のオプションが増えるのは素晴らしいことだと思う。2018/05/25
壱萬参仟縁
22
日本人は創造的知性が高い(018頁~)。これは、何かを取り上げて、それをより良いものとする能力(019頁)。改良力とでも換言できよう。一方で、独創力は不足する(021頁)。失敗を許さず、周囲との調和を偏重する 教育が窮屈にしている(022頁)。みんなと同じように、のやり方は、これだけ格差が拡大したのに全く滑稽。テクノロジーのT、エンターテインメントのE、デザインのD(032頁)。共有、つながる、鼓舞するTED(039頁)。 2014/09/18
テト
5
TEDと言うとプレゼンテーションありきの技術的な表現舞台と思われがちだが、その実施の裏にある広げるべき価値のあるアイデアを表現して、参加者視聴者へ本質的な考えをもたらす過程を大切にしていた。なぜそれをしていて、それをすることでどうなってほしいのか、発表者は自分のアイデアの価値を突き詰める場であり、参加者は価値あるアイデアで人生を豊かに出来るのかもしれない。2021/06/20
aki
4
自分を客観的に評価したい時の視点I(interesting):それはおもしろいかR(relevant):それには意味や関連性があるかE(engaging):それには人を惹きつける魅力があるかD(decision):それは人生を変えるようなものであるか本の中で紹介されていたトークを一度全て見てみたい。2014/08/30
かませ犬
3
TED関連の書籍といえば、プレゼンテーションやトークにフォーカスしたものが多い。だが、これらはTEDのほんの一面にすぎず、根幹にあるものはやはりその新しいアイデアだろう。TEDやTEDxTokyoにおいて語られた印象的なトーク、TEDの魅力やTEDxTokyoを作るまでの話をTEDxTokyo代表がまとめた一冊だ。TED入門書という位置付けだろうか。素晴らしいプレゼンテーションばかりなので、なにか独自の技術があるのかと思いきや、入念な準備をし努力を怠らないから、というシンプルな理由だから驚きだ。2014/06/11