原子力ムラの陰謀―機密ファイルが暴く闇

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原子力ムラの陰謀―機密ファイルが暴く闇

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  • サイズ B6判/ページ数 319p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784023312159
  • NDC分類 539.09
  • Cコード C0095

出版社内容情報

【文学/その他】住民工作、思想調査、マスコミ・政界対策、選挙……。原発推進のために「原子力ムラ」が水面下で繰り広げてきた暗黒の活動の数々を、謎の死を遂げた旧動燃幹部が遺していた門外不出の機密資料で詳細にあぶりだす。週刊朝日大反響連載を大幅加筆したスクープ・ノンフィクション。

内容説明

原発推進のため「原子力ムラ」が繰り広げてきた暗黒の活動。謎の死を遂げた旧動燃幹部が残した機密資料で詳細にあぶり出す。週刊朝日大反響連載を大幅加筆したスクープノンフィクション。

目次

プロローグ 「3・11福島原発」の序曲それは「もんじゅ」事故から始まった
第1章 ウランの里「人形峠」で行われた戦慄の住民思想調査
第2章 動燃裏工作部隊「K機関」を暴く
第3章 梶山静六を大臣に押し上げた原子力ムラ組織ぐるみ選挙
第4章 科学技術庁が指示したNHKへの「やらせ抗議」
第5章 プルトニウム輸送船「あかつき丸」の日米密約
第6章 動燃「工作」体質の起源
第7章 「もんじゅ」事故前夜の「安全神話」
第8章 もんじゅ事故「隠蔽」極秘記録と西村氏「怪死」の真相

著者等紹介

今西憲之[イマニシノリユキ]
1966年、大阪府に生まれる。ジャーナリスト。大阪を拠点に週刊誌や月刊誌の取材を手がけ、権力の腐敗や原発問題について精力的に執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

71
原発立地住民の思想や家族まで調べ上げられていることに改めて戦慄をおぼえる。反原発運動家や科学者に対する公安庁や警察に対するマークが厳しいということを知っていたがここまでやっているとは。すまし顔で個人情報を管理するやり方は、今国会でも紛糾している共謀罪にも深く関わってくるのではないか。ありとあらゆる法律を共謀罪と結びつけるやり方の意図が見え隠れする。大きな力は足音を立てずに忍び寄る・・・2017/04/24

壱萬参仟縁

24
現場では、高線量の放射性物質が まき散らされ、行き場のない汚染水 が増え続け、最終的な廃炉のメド すら立っていない状況なのに、 再稼働話が浮上。 安全やモラルよりも経済を優先して成長 戦略にひた走る安倍首相。 原発輸出まで進める姿に、 意識の低さを感じざるを得ない(25頁)。 同感。 2022年までにドイツのように 廃炉が正論だろう。 放射性廃棄物の処分場の問題は 先送りされたまま(60頁)。   広瀬隆氏への原子力ムラのマークは かなりシビアなものである(170頁~)。 反原発がよほどこたえるのか。  2014/05/27

Akio Kudo

2
★★★★ 原子力の闇について語った本だが、余りにも会社として甘いのではないかと感じた。2024/07/29

すいか

2
プルトニウム運搬船のエピソードが衝撃的。テロリストに奪われそうになったら船を爆破して沈める計画だったとか。テロリストの手に渡ったほうが環境問題的にはましじゃないかと思ったけど・・・そうでもないか?2015/01/18

4610tosan

2
旧動燃以来の体質は今も引き継がれ、手抜きした点検がきちんと済んでいないのに「もんじゅ」も平気で規制委員会に申請していますね。ただ、迷惑施設の設置に必要な凄まじい活動(あらゆる手を使う地元対策、選挙運動、反対派つぶし、金と労力の惜しみない投入)こそ実態のようです。こんな活動が目的化した組織であれば、今のようなことがこれからも続くでしょうし、これを見習った電力業界も同じでしょう。こんな力があるなら、安全で信頼できるちゃんとした施設やシステムを設計開発してほしいものです。できないから取り繕うのでしょうけど。2014/01/15

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