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内容説明
平等だということが、差別になることもある。私たちに希望はあるか?職をなくし、家をなくし、再就職もできない。年齢、障がい、家族、そして制度との行き違いが、彼らの心と命をむしばんでいく。19年間、身を削って向き合った野宿の人たち…。いま、池袋の現場から著者が伝えたい現実とは。
目次
1章 死ななくてもよかった
2章 家族の形
3章 派遣切りの末に
4章 認知症者の先く先
5章 アルコール依存症
6章 知的障がい
7章 統合失調症
8章 希望
終章 私が野宿の人とともにいる理由
著者等紹介
森川すいめい[モリカワスイメイ]
1973年、池袋生まれ。精神科医。鍼灸師。立教大学精神医学講座非常勤講師。陽和病院地域支援室精神科医。2003年、ホームレス支援のNGO団体「TENOHASI(てのはし)」を立ち上げ事務局長就任。08年、NPO法人化、代表理事に就任。東京・池袋で炊き出しや医療相談などを実施。同年、ホームレス状態の人の精神疾患有病率調査を日本で初めて行う。09年、認定NPO法人「世界の医療団」東京プロジェクト代表医師に就任。11年、同法人東日本大震災ニココロプロジェクト代表医師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。