出版社内容情報
絵本の超ロングセラー「モチモチの木」「花さき山」「八郎」などで名高い滝平二郎氏(1921-2009)。その人気が花開くきっかけとなったのは、1970年に始まった朝日新聞日曜版フロント面での連載だった。8年以上に及ぶ膨大な連載作品のなかから、傑作70余点を厳選。四季折々の美しい風景、坊主頭の元気な男の子、やさしそうな姉……近年、目にする機会が乏しかった滝平きりえの名作が鮮やかに蘇る! 解説・落合恵子氏。
内容説明
瞼のうらの故郷は、変わらない…名作が鮮やかに蘇る―70年代、朝日新聞日曜版の“顔”だった、滝平きりえの傑作セレクション。
目次
師走―十二月(かいつぶり;村のかじや ほか)
睦月―一月(鶴は千年亀は万年;小正月の朝 ほか)
如月―二月(カルメラ;雪山讃歌 ほか)
弥生―三月(水仙;青い山脈 ほか)
卯月―四月(入学式;春の小川 ほか)
皐月―五月(黒穂;ねぎぼうず ほか)
著者等紹介
滝平二郎[タキダイラジロウ]
1921年、茨城県生まれ。40年頃から木版画を始める。68年、第6回国際版画ビエンナーレ展に招待出品。70年、絵本『花さき山』(岩崎書店)により、講談社第1回出版文化賞を受賞。同年、朝日新聞日曜版にて「きりえ」の連載を始め、8年4カ月に及ぶ人気連載となる。87年、『ソメコとオニ』(岩崎書店)で絵本にっぽん賞を受賞。絵本のロングセラーも多数。2009年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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イッセイ
9
好きだ、滝平二郎。描かれる暮らしを経験したことなくても、作品を見ると郷愁誘われる。この本に載った作品の色づかいは鮮やかで、さらに胸打たれる2013/03/02
Rie
5
童歌が頭のなかに流れてくるような懐かしくなる風景。2013/08/15
三十郎椿
4
70年代、朝日新聞の日曜版に掲載されていた滝平二郎氏のきりえの選集。全部じゃないのかー、もったいないな、と思ったけれど他の作品は講談社版の画集で見られるから良いとして、本書は掲載年月日や番号が振ってあり、また、自分が生れる前の日曜版の紙面がどういうものだったのかちょっとだけでも窺い知ることができ、楽しめました。いつまでも眺めていられる宝物のような一冊です。夏-秋篇も期待大。2013/02/23
miku120
1
滝平二郎さんのきりえの世界に引き込まれます!冬ー春篇なので今の時期に見るのに、合っていました。特に、山、木の幹、雪、梅や水仙の花のきりえが好きです。2014/03/01
まゆゆ
1
滝平二郎大好き!茨城県新治郡玉川村生まれ!この絵を、みたみため、絵本、展覧会、絵葉書、つくばエクスプレスのとある駅にも、まいります!記念館あったらなぁ!2013/03/12
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