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出版社内容情報
日本はいつ、どうやって出来たのか。最新考古学の古代史の謎を解明する鍵を与える。日本列島の水田稲作のルーツに始まり、邪馬台国の卑弥呼の墓はどこにあり、国産みや国譲りの神話は史実とどう結ばれているのか、天皇はいつ現れたのか、古代日本の朝鮮半島進出の真実など、考古学と古代史に通じる著者が古代史のナゾに真摯に迫る。
内容説明
日本は、いつ、だれが、どのように形作ったのか。『魏志』倭人伝の卑弥呼の墓は、どこか。『記紀』神話に隠れた史実とは、なにか。国際情勢は日本建国にどう作用したのか。歴史の闇を考古学のメスで切り開く。
目次
第1章 クニのはじまり(クニとは何か;農耕のはじまり;鉄器と青銅器;大国主と「国造り・国護り」神話;弥生社会とその生活;ムラからクニへ;『魏志』倭人伝と倭国―卑弥呼の墓はどこに)
第2章 前方後円墳体制の確立と変遷(古墳とは何か;前方後円墳体制出現の背景;古墳時代の都とムラ;古墳時代の祭祀―“水”と“山”;ヤマト政権成立と古墳時代の変遷;中央集権への動き;群集墳と前方後円墳体制の終焉)
第3章 古代国家の成立と「日本」(隋の統一と東アジアの動向;崇仏と廃仏と飛鳥寺;聖徳太子と推古;大化の改新と天智;中大兄皇子と斉明;壬申の乱と天武・持統;中央集権国家の成立を背景にした白鳳文化;火葬と墓誌;大宝律令と古代日本の成立;飛鳥時代のおわりと「日本」のはじまり)
著者等紹介
古庄浩明[フルショウヒロアキ]
考古学者。1960年、熊本県生まれ。國學院大學文学部史学科考古学専攻卒業、法政大学大学院人文科学研究科日本史学専攻修士修了。現在、法政大学通信教育部講師、駒澤大学文学部講師、国士舘大学21世紀アジア学部講師、大妻女子大学比較文化学部講師。弥生時代から歴史考古学までの土器や社会構造の研究をすすめる。近年は中央アジア・ウズベキスタン共和国で、シルクロードの調査研究・遺跡保存も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。