出版社内容情報
未曾有の惨事となった東京電力福島第一原発の事故を、日本の原子力政策の出発点に戻って考える。原発建設を急いだ正力松太郎、福島第一原発の誕生秘話、運転3年半で起こった最初のトラブル、「応力腐食割れ」……。しかし、「万が一」を恐れる住民たちを前に、「安全」は最初から脇に追いやられていた!? 日本を代表するジャーナリストの渾身のルポルタージュが今、甦る。
内容説明
未曾有の惨事となった東京電力福島第一原発の事故。いったい根本原因は、どこにあったのか。時計の針を逆に回して「原発誕生」からを振り返ると、鮮やかに「真相」が浮かび上がる。「万が一」を恐れる住民たちを前に、「安全」への配慮は万全だったか。日本を代表するジャーナリストの渾身のルポルタージュが今、甦る。
目次
序 つくられた「原発安全神話」―なぜ、いま『原発への警鐘』を復刻するのか
第1章 福島第一原発の風景―「万が一」を恐れた住民たち
第2章 東京電力と原発―福島第一原発はこうしてできた
第3章 人工放射能の恐怖―「放射線はスロー・デスを招く」
第4章 「安全」は無視され続けた―「公開ヒアリング」という名の儀式
第5章 なぜ原発を作り続けるのか―電力会社の「利益」と「体質」
著者等紹介
内橋克人[ウチハシカツト]
1932年、神戸市生まれ。57年、神戸商科大学卒業。神戸新聞記者を経て67年から経済評論家。2006年宮沢賢治・イーハトーブ賞、08年度NHK放送文化賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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