勝利は10%から積み上げる

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784023304796
  • NDC分類 795
  • Cコード C0095

内容説明

史上最速・最高勝率で700勝!囲碁史上初の五冠(名人・十段・王座・天元・碁聖)達成!最強碁士が初めて明かす勝負哲学。

目次

長い序章
1章 読みと感覚
2章 勝利は10%から積み上げる
3章 勝ちきる力
4章 効率を考える
5章 勝利の流れをつかむ
6章 支えられてきた道

著者等紹介

張栩[チョウウ]
1980年台湾生まれ。囲碁棋士。日本棋院東京本院所属。2009年、囲碁史上初の五冠(名人・十段・王座・天元・碁聖)獲得を達成。さらに史上最速、最高勝率で700勝、30タイトル獲得を達成。読みの深さ、正確さに裏打ちされた柔軟な発想と決断力が持ち味の最強棋士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夜間飛行

56
井山裕太に名人を奪われた瞬間から書き始めたのはいかにも張栩らしい。自分を鞭打つような闘志だ。題名からも勝利へのストイックな拘りが伝わってくる。それにしても、張栩が少年時代これほど苦労していたとは知らなかった。故郷台湾からの期待が重圧となり、勝てない自分の弱さを噛みしめ何度も囲碁の道を諦めかけたという。そこから五冠王に這い上る話にはたいへん勇気づけられた。あの強い張栩が自らの弱さをさらけ出している所が何とも新鮮で、逆に強さとは何かを考えさせられる。囲碁の未来を語る彼の言葉には、志を持つ人の清々しさがあった。2017/02/09

baboocon

10
日本囲碁界で史上初の五冠を達成した、若き天才棋士・張栩(ちょうう)。将棋の羽生さんといえば一般人でもかなりの人が知ってるだろうが、彼のことはほとんど知られてないだろうな…と思いつつ読んでた。台湾から幼くして日本に渡り、プロとなって日本のトップに登りつめた彼の勝負哲学には、確かに日本人の忘れかけている勝利への渇望がある。自分とさほど歳も離れていないのにとても考えがしっかりしていて、流石ある分野で第一人者になった人というのは若くても違うなと感じた。また奥さんも一流の棋士なのだが、(続く)2011/09/27

motoroid

6
囲碁のトッププロ棋士による勝負哲学。勝つための準備・勝つための勉強の必要性を明快に説明してくれる。この論理性が勝つ秘訣と思った。プロとしての気構え、準備に対する考え方など、囲碁を知らない私にも大変参考になった。2011/02/16

本大好き!

5
囲碁は正直言って初心者だが、第一人者の言葉というのは深いなと思った。本当に命を懸けて全身全霊で囲碁と向き合っている姿には深い尊敬を覚える。囲碁にはまた将棋とは違う奥深さがあるのだということも伝わってきた。当たり前のことができるということが如何にすごいことか改めて教えてもらった。日本の第一人者として韓国中国にも負けない実力を示してほしいと思う。2010/04/21

木目堂

4
一流の勝負師が囲碁に対する自身の考えを克明に綴っている。そこまで、披露してしまって勝負に影響はないものかと心配する部分もあるくらいだ。皮肉にも本書が発行された2010年代に入り、若手の台頭と自信の不調でどん底を味わうこととなるが、今でもトップ棋士としてタイトル戦には欠かせない存在だ。真摯に対局者と向かい合い、少し神経質に碁盤を見つめる姿は大好きだ。2019/12/03

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