内容説明
かつて、白洲次郎という男がいた。戦前に英国ケンブリッジへ留学。英国紳士のエレガントさと武士の魂とをあわせ持った彼は、敗戦後、吉田茂首相の片腕として活躍。日本の早期独立と経済復興に道をつけた。ここ数年、彼の業績だけでなく、その生き方にも注目が集まっている。世間の常識に流されず、自分なりの確固たる美学を持って生きた熱い男。彼が今、レジェンドとなって、われわれの前に再び蘇る―。
目次
負けず嫌いな少年
銀の匙をくわえて生まれてきた「生粋の野蛮人」
サッカーに燃えた青春
ケンブリッジで学んだジェントルマンシップ
生涯の伴侶樺山正子
ビジネスマン白洲次郎
政治の野次馬―近衛、吉田との出会い
日本は必ず負ける
奴隷になったわけではない―白洲次郎の戦いはここから始まった
ヒソカニ涙ス―屈辱的な日本国憲法制定
ケーディスとの最終決着
そこにまだ「日本人」がいる―通商産業省創設
経済復興への礎―外資を導入せよ
独立と敗北―サンフランシスコ講和条約
カントリー・ジェントルマン
世にも珍しい夫婦
人の縁と人間力
愛情と優しさと
白洲の桜
格好いいってこういうことさ
相撲も千秋楽、パパも千秋楽
著者等紹介
北康利[キタヤストシ]
昭和35年12月24日愛知県生まれ。東京大学法学部卒業後、富士銀行入行。資産証券化の専門家として富士証券投資戦略部長、みずほ証券財務開発部長等を歴任。平成20年6月みずほ証券退職。本格的に作家活動に入る。中央大学専門職大学院国際会計研究科客員教授、PHP研究所「次代を考える東京座会」メンバー、日本証券アナリスト協会検定会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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B.J.
si
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