内容説明
ようこそ角界へお帰りなさい。もう、モンゴルへお帰りなさい。それは横綱しだい。相撲を愛する著者渾身の相撲エッセイ集。
目次
第1章 お帰りなさい朝青龍(朝青龍はいい笑顔だった;自分で進退を決めよ ほか)
第2章 朝青龍の功罪(何ともみごとな答え;強けりゃいいってものじゃない! ほか)
第3章 横綱・大関の苦楽(血祭りの構造;二子山親方が憧れた女 ほか)
第4章 それでも相撲は面白い(初戀の人;Vサインはダメよ! ほか)
番付外(私、東北大相撲部の監督です;東北大相撲部、優勝しました! ほか)
著者等紹介
内館牧子[ウチダテマキコ]
脚本家。(財)日本相撲協会横綱審議委員会審議委員。1948年、秋田市に生まれる。武蔵野美術大学卒業後、三菱重工業に入社。13年半のOL生活を経て、1988年に脚本家デビュー。2006年、東北大学大学院文学研究科で、「大相撲の宗教学的考察―土俵という聖域」により修士号取得。主な受賞歴に第1回橋田壽賀子賞、文化庁芸術作品賞、日本作詞大賞、放送文化基金賞など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ほっそ
6
作者のこの一連の本を読んでいると、「私は○○と思いますが、横審として××と決まったので、それに従います」というセリフが、何度か出てくる。この潔さが好きなんだと思った次第。 2011/09/10
Tomomi Yazaki
2
朝青龍は確かに悪だった。であるが故、諭旨引退となったが、今の白鵬の所作や狼藉に比べたら比較にならないほど軽かった。これを読み、今更ながら彼の暴挙をはじめとする角界の膿を目の当たりにし、それが今の相撲のつまらなさに繋がっていることを理解した。この時多少なりとも改革に取り組んでいたら。そして白鵬もこの頃から朝青龍の真似をし、本人は気付かなくとも自らの父の偉大なる栄光を台無しにする傍若無人な振舞が身についてしまい、今に至る。これは角界の闇を明快に紐解いた、氏の相撲に対する愛情がひしひしと伝わってくる一冊である。2018/09/09
たむらんちょ
2
内館さんの功績は大きい。東北大学の監督になった話も面白い!2012/06/12
utsuken
2
相撲の文化としての側面を尊重できる貴重な横審委員だったと思います。朝青龍問題以外のパートも面白いです。2010/02/06
lovejoy
1
★★★2024/09/28
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- 洋書
- Distribuiç…