出版社内容情報
日本の介護をめぐる状況は今後、新たなフェーズへと突入する。2040年代に、介護にあふれる高齢者が400万人を超える見込み。衝撃の試算結果と実際の介護現場のルポをもとに、我々がどのように備え、国に何を求めるべきかを探る。
【目次】
内容説明
介護は突然やってくる。親も伴侶も、あなた自身も。第1部では、介護に直面した人々への丹念な取材を通して、家族が抱える葛藤や疲弊、そして介護の現場で起きている実態に迫る。第2部では、介護職不足や施設不足などのデータをもとに、2040年に向けて進行する「介護難民400万人時代」の実像と、その背景にある構造的課題を読み解く。
目次
第1部 ルポ・介護のリアル(親の介護;夫婦の介護;在宅介護のさまざまな形)
第2部 介護難民400万人時代(「介護難民400万人時代」がやってくる;介護現場の労働実態;老後2000万円では足りない―介護にかかるお金の問題;社会システムとして介護の基盤を再構築する)
著者等紹介
小林美希[コバヤシミキ]
ジャーナリスト。1975年茨城県生まれ。茨城県立水戸第一高等学校、神戸大学法学部を卒業後、株式新聞社、毎日新聞社『エコノミスト』編集部を経て、2007年よりフリーに。就職氷河期世代の雇用問題や保育、医療・介護がライフワーク(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
24
2040年代、日本では最大400万人が必要な介護を受けられないかもしれない。衝撃の試算結果と実際の介護現場のルポをもとに、人手不足、老後資金、介護保険制度の限界まで徹底取材した1冊。要介護・要支援高齢者が急増する一方で介護職員が大幅に不足する試算を踏まえて、介護のリアル実際の介護事例を10ケースから家族の葛藤や疲弊を浮き彫りにする一方で、介護難民400万人時代データと現場取材で構造的限界を検証していて、事業を安定化させるか提言もありましたが、まずそうならないように何が出来るのかも考える必要がありそうです。2026/08/16
まゆまゆ
11
団塊世代が後期高齢者入りした2025年時点の介護にかかる実態を紹介するとともに今後の介護制度について考察していく内容。2040年代には要介護者に対する介護従事者が圧倒的に不足することが予想されており、解決には介護報酬引き上げしかない、と。しかしさらなる介護保険料の増加が見込まれるとともに、老後に備えるべき金額も上昇が見込まれる。考えたくないけど考えなければ…2026/10/14
polpol
4
ラジオで著者の話を聞いて興味を持ち手に取る。実例とデータとでそれぞれの立場、視点で介護の今、未来が可視化されるような内容。今のままでは介護の未来は無く警鐘としたいが国民それぞれがどこまで真剣に考えているだろうか…。社会保険料の負担増に物価高、賃金は上がらずで日々の暮らしに疲弊する中では考える時間すら無いのかもしれない。遠くない未来、介護難民400万人時代に世の中になるのだと思う。何もかもが遅すぎるが個々が自衛する他に手段がない事だけは痛いほど理解した。2026/09/26
ぐんまくん。
2
介護に苦しむ家族や、過酷な環境で働く介護職員の実態は、先が見えないこともあり、その深刻さに恐ろしさを覚える。自分の親の介護も、自分が介護されるときも、どうなるのだろう?2026/09/13
ウェステージ
2
過酷、という他ない……。前半は介護の実態を10個のケースで紹介、社会システムや労働現場の現状と未来を後半で書かれている。介護の現場はどこも壮絶で、政治がなんとかしなきゃいけないのに手遅れ、手詰まり感がにじむ。個人で何が出来るかと考えても頭を抱えてしまう。もう本当に「長生きはリスク」の時代なのか。2026/08/23




