朝日新書<br> 「右派市民」と日本政治―愛国・排外・反リベラルの論理

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朝日新書
「右派市民」と日本政治―愛国・排外・反リベラルの論理

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  • サイズ 新書判/ページ数 216p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022953544
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0230

出版社内容情報

異形の右派勢力が日本を動かす!? 安倍政権を熱狂的に支持した「岩盤保守層」。安倍氏の死後、かれらがよりどころにしたのは高市氏やトランプ氏、参政党、日本保守党といった新たな右派アイコンだった――。日本政治を左右する「右派」の実像に迫る。


【目次】

内容説明

参政党、国民民主党の躍進と高市政権の誕生を支えた「民意」の源流を追う!日本政治の”右傾化”を支える、みえざる「右派市民」の実像とは?1万人の調査から浮かび上がるのは、必ずしも世間で語られるような”安倍信者”ではなく、シニア層主体でも、”弱者男性”でも”情弱”でもなく、保守層ともネット右翼とも異なる彼らの多様な姿だった。止められない分極化の時代に、それでも共存と対話の可能性を探る。

目次

第1章 右派の定義は難しい―右派と保守はどう違う?(そもそも右派とは何か;「右」は過去志向、「左」は未来志向 ほか)
第2章 右派市民を分類する―「極端な人」はあなたの隣にいる(父はネット右翼だったのか?;右派市民を4タイプに分けてみる ほか)
第3章 右派市民とは誰か?―ジェンダー、世代、学歴、収入、メディア利用から考える(ボリューム層はシニア男性?;「弱者男性」が右寄りとは限らない ほか)
第4章 右派市民の投票行動―彼らは本当に「安倍信者」だったのか?(若年層も高い投票率;集会・デモへの参加は左派が積極的 ほか)
第5章 加速する右派ポピュリズム―ネットで広がる新たな分断(安倍政権を支えた中間層;エリートvs.非エリートの対立構図 ほか)

著者等紹介

松谷満[マツタニミツル]
1974年、福島県生まれ。1998年、名古屋大学文学部卒業。2004年、大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、中京大学現代社会学部教授。博士(人間科学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

月をみるもの

13
人々が求めてる「新しい政治」とは、旧来の右派とか左派とかから離れたところにある「普通の市民の感覚を反映させたもの」であるとしよう。その場合政治に関わる人間を選挙(政治家)とか試験(官僚)とかで選ばれたエリートに託すのではなく、マンション組合や PTA 役員や裁判員のように籤引きで決めるといいように思うのだが、そういうことをやってる国がないのはなぜなんだろう? あとでチャッピーかGEMINI に聞いてみよっと。2026/03/14

みじんこ

6
左派市民とも対比しつつ、右派市民の実態について調査データから明らかにされている。古谷経衡等、自分が既読の本も先行研究として踏まえられていて理解しやすかった。網羅的な右派要素ではなく、特定のテーマに関する思想の強さで見るのは適切だと思った。排外主義者の立ち位置がやや特殊なのは面白い。先日の衆院選の結果を見ると、本書で想定された右派のリーダーによる一党支配強化+野党のテーマごとの分業の混合のような状態になりそう。著者はキリスト者として、思想が異なっても隣人として向き合いたいとの姿勢を示しており大切な点である。2026/02/14

ろべると

5
日本でも右派勢力は拡大しているが、中身は欧米とは違うように思われる。その背景は?本書は大規模なアンケート結果の分析が中心で、岩盤保守ではなくどちらかと言えば右寄りという人が全体的に増えているが、欧州のような強い動きには至らないことが感じられる。外国人の流入が欧米よりは少ないからか。必ずしも積極的とはいえない支持のもと、今の自民政権が有権者の思い以上に強権的な政治を進めていきそうである。アンケートによるデータ分析は一見客観的だが曖昧な結論しか得られないことも多く、もっと著者の見識を聞きたかった気もする。2026/04/06

O次郎

3
データに基づき右派の実像を分析している。右派の中でも愛国主義者、伝統主義者と排外主義者、反左主義者の立ち位置や属性の違いが興味深かったが、これは前者が価値観に関わる点なのに対して後者が感情的好悪に関わる点だからだろう。そして、後者が強く支持する政党は感情的支持に起因するが故に「推し活」的になり、より過激化するのかもしれないと思った。何にせよ左右両翼どちらも同じ社会の構成員なのだから、お互いの対話が必要という著者の結論に同意する。そのためのリアルな場での仕組みづくりを真剣に検討しないといけないだろうと思う2026/02/14

蘇我クラフト

2
自分の立場は何かを考える本というよりかは、大規模調査で見えてきた右派左派のリアルが上手くまとめられている一冊 新しい政治を求める人々、あまり詳しく考えていない人々、職業や年齢層など、見たいものは書いてあったが、「いま」起きていることは誰にも想像できなかったのかもしれないと恐ろしくなる2026/03/19

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