出版社内容情報
過酷な環境に適応して懸命に生き、美しい花を咲かせるサボテン。世界でも珍しいサボテン学者である著者の研究を通し、知られざる生態を解説。日々の調査や海外フィールドワークを通して、「緑の哲学者」サボテンのセンス・オブ・ワンダーを鮮やかに描く。
【目次】
内容説明
サボテンを道先案内人にエキサイティングな知の旅へ、いざ出発!気鋭のサボテン学者である著者が、その驚異のしくみを解き明かし、CO〓削減など温暖化防止効果や食料の可能性といった、“地球の救世主”の面もクローズアップする。さらに、文化・社会・技術・信仰の交差点を往来する多層性を映し出し、生物の存在について思索する。サボテンのワンダーワールドをあざやかに描く一冊!
目次
第1章 「センス・オブ・ワンダー」を探して
第2章 サボテンの聖地、メキシコへ
第3章 サボテンの驚異の生態
第4章 サボテンは救世主―食料可能性、地球温暖化防止
第5章 サボテンをどう学ぶ?―大学研究室から
第6章 人はなぜサボテンに惹かれるのか?
著者等紹介
堀部貴紀[ホリベタカノリ]
1986年岐阜県生まれ。名古屋大学農学部卒業。中部大学大学院応用生物学研究科博士後期課程修了。修士課程修了後、岐阜放送報道部勤務を経て、再び研究の世界へ。2022年より中部大学応用生物学部准教授。専門は園芸学、植物生理学。サボテンの研究を行うほか、自治体や民間企業とサボテンの活用を推進する取り組みを多数行う。サボテンに関する国際技術協力ネットワーク(CactusNet)のアジア・コーディネーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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