出版社内容情報
Xで話題沸騰、待望の復刊! 逆境でも幸福を作り出す人もいれば、幸福な環境の中でも不幸を作り出す人がいる。多くの不幸はその人自身の作品だ。本書では自己価値感を取り戻すためのヒントを提案。幸せに満ちた日々は今日から実現できる。
【目次】
内容説明
あなたは、あなたが思うより価値がある がんばっているのにつらいことが多い。誠実であるがゆえに生きるのが苦しい。そんなふうに感じている人の心の底には、「どうせ自分なんか」という無価値感が横たわっている。自分が嫌いな人、自信がない人でも大丈夫。本書の方法を積み重ねれば、無価値感は自ずと乗り越えられる。
目次
第一章 なぜ、生きるのがつらいのか
第二章 無価値感に翻弄される人
第三章 あなたに無価値感をもたらすもの
第四章 無価値感を乗り越える視点
第五章 自分のなかの「子ども」に別れを告げる
第六章 人生設計という魔法の杖
第七章 仕事で本当の自信をつけるには
第八章 人を大切にすると幸せになる
第九章 楽しむことに罪悪感を抱く人へ
第十章 自分をもっと信頼してあげる
著者等紹介
根本橘夫[ネモトキツオ]
1947年千葉県生まれ。東京教育大学心理学科卒業。同大学院博士課程中退。千葉大学教授、東京家政学院大学教授を歴任。東京家政学院大学名誉教授。専攻は教育心理学、性格心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mamegohan
16
この本を読了できたということが、苦しさのピークから脱出しつつある証かもしれない。 社会的価値よりも人格的価値。 自分には価値が無いだなんて、……安直に思いかけてしまう自分がいたら、「目を覚ませ!大丈夫!」と言ってあげたい。2025/10/19
Ryo
8
何となく選んだつもりの本が、えらいもので、その時最も自分が必要としていたものだったということが、これまでの短い人生の中でも、何回かあった。今回もそういう出会いだった。 タイトルに惹かれるような自己肯定感が低い人、自己理解を深めたい人にはぜひともお薦めしたい。アドラー心理学とか、よくある薄い自己啓発本よりも、共感や発見がたくさんあった。2025/10/04
えだまめ
6
自分には価値がない。と感じる人に向けた指南。自分は完璧!超充実!何の迷いもない!みたいに感じている人以外は、一定程度参考になると思う。そもそも、実感したい価値は内面的人格的価値なのか、外面的社会的価値なのか、分けて考える必要があると感じた。また、事故信頼の欠如から生まれる、否定的思考に対して目を向けようと思った。2025/09/27
星野区
2
的確に簡潔に書かれており、薄さのわりに内容は濃いです。読者に媚びない書き方をしているので、いきなりそんなこと言われても無理!と感じる箇所もある(こういう本を手に取る人はその傾向が強いのではないかな?)。まあ、行動が大事と書かれているので、少しずつでもいいから変わるために何か行動を起こす、実行に移すことが大事なのかなと思います。自己啓発本なのだけど、文学や人間ドラマに比重を置いた映画作品などに通ずる部分があるな~と思いました。心理学専門の方が書いたからかな。2025/10/30
ゆったま
2
図らずも「物語化批判の哲学」を読んだ後に手に取ったが、こちらはエリクソン風の、個人の「アイデンティティ」について語った本。その意味ではどちらも個人の「アイデンティティ」について語った本ではあるが、前者は後者についての批判に端を発していて、アイデンティティをよりダイナミックなものと捉えており、もはや「アイデンティティ」を求める事すら憚られるとする立場なのに対し、後者はよりスタティックな立場に立った、従来的なアイデンティティ・クライシスについての思考を展開する。2025/08/26




