朝日新書<br> 新型インフレ―日本経済を蝕む「デフレ後遺症」

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朝日新書
新型インフレ―日本経済を蝕む「デフレ後遺症」

  • 永濱 利廣【著】
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  • 朝日新聞出版(2025/05発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022953162
  • NDC分類 337.91
  • Cコード C0233

出版社内容情報

個人消費は停滞しているのに物価上昇の勢いが止まらない。一方で実質賃金は下がり金利は上がっている。この“新しいインフレ”は、なぜ日本だけで起きているのか。今後デフレに逆戻りするのか。人気エコノミストが分析する。

内容説明

経済停滞さらなる長期化のシグナルか?“失われた40年”の始まりか?モノやサービスの価格が急ピッチで上がっているのに、実質賃金は下がり続け、消費は低迷している。このような状況でありながら日銀は政策金利を引き上げた。物価、賃金、金利の関係が複雑に絡み合う“新型インフレ”にどう立ち向かえばよいのか。不況期の経験―デフレのトラウマに苦しみ、回復が立ち遅れる日本経済の処方箋を示す。

目次

序章 賃上げで生活は豊かになったか?
第1章 影響を与え合う「賃金と物価」
第2章 デフレのトラウマ―日本を蝕む「不況体験」
第3章 新型インフレの正体
第4章 アベノミクス後―日銀動向、金利政策、家計資産の実態
第5章 日本経済の現状と課題
第6章 処方箋は「支出支援」

著者等紹介

永濱利廣[ナガハマトシヒロ]
第一生命経済研究所首席エコノミスト。早稲田大学理工学部工業経営学科卒、東京大学大学院経済学研究科修士課程修了。1995年第一生命保険入社。98年より日本経済研究センター出向。2000年より第一生命経済研究所経済調査部、16年4月より現職。国際公認投資アナリスト(CIIA)、日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)。景気循環学会常務理事、衆議院調査局内閣調査室客員調査員、跡見学園女子大学非常勤講師などを務める。景気循環学会中原奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ころこ

35
「新型インフレ」とは、名目の物価や賃金が上がるが実質賃金が上がらないため、消費が増えず日本経済の停滞が続く今の状況をいう。コストプッシュ型のインフレに対する財政、金融当局の対応の誤り。将来不安に対応する家計や内部留保を手厚くする企業の行動の問題。それに影響を与えた長期デフレの心理的な要因が論じられ、その上でデフレマインドを克服するため高圧経済が提案される。「高圧経済」とは、構造改革論とは反対に景気を過熱気味にしておくと、経済的な弱者に恩恵がいくことで経済全体の生産性が向上し、供給力が高まることでコストプッ2025/07/11

まゆまゆ

13
長く続いたデフレから脱却してインフレに転じた日本経済だが、物価上昇に対して賃金上昇が追いつかず、個人消費も増えていない。今のインフレは輸入品の価格上昇などコストプッシュ型のインフレであり、需要拡大に伴うディマンドプル型のインフレではない。にもかかわらず日銀が金利を上げたせいで、ますます消費は増えていかない。デフレ時に染み付いた消費先送りマインドというトラウマを何とかしなければ…2025/06/25

ossan12345

10
うーん、なんだろうな、全然頭に入って来なかった。ひとつひとつの論点をほとんど掘り下げず、トピックばかりどんどん出てくるので、浅薄になっている印象。河野龍太郎氏の「日本経済の死角」はそんなこと感じず読み応えがあったので、それとの対比で言えばちょっと残念ではあった。詰め込み過ぎでは。2025/07/10

パット長月

10
基本的に、先日読んだ「日本経済の死角」と同じ方向での分析である。労働分配率の低迷や過度の労働規制への警鐘などは「死角」のほうが詳細に展開されているが、こちらが大きく異なるのは、現在の日本経済の状況に与えてる心理的影響、長期にわたるデフレの結果、国民の心に深く浸透したデフレマインド、トラウマに言及していることである。その元凶のひとつとして、マスメディア、SNSも取り上げている。そうなのである。今の米価高騰でもしかり、日々マスメディア、SNS上で叫ばれている悲鳴はどこまで本物なのか。本当に弱者の叫びなのか?2025/07/03

yuliko

3
物価高だが実質賃金は上がらない。どうやったら「良いインフレ」に転換できるか、抜本的かつマクロ目線の対策を提示している。先日のNHK日曜討論にも出てた永濱利廣さんが著者。30年染みついた日本人のデフレマインドは相当だ。「待てば安くなる」の行動パターンが刷り込まれた心理には、消費支援(支出支援)が有効策。その一つが「消費税減税」だ。一方、給付型の支給は支出を伴わなくても恩恵を受けられるので経済活性化は期待薄。ホリュームゾーンの氷河期世代への対策や、その子供になるデフレのトラウマが少ないZ世代が鍵になると説く。2025/06/30

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