朝日新書<br> オカルト武将・細川政元―室町を戦国に変えた「ポスト応仁の乱の覇者」

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朝日新書
オカルト武将・細川政元―室町を戦国に変えた「ポスト応仁の乱の覇者」

  • 古野 貢【著】
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  • 朝日新聞出版(2025/05発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 216p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022953148
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0221

出版社内容情報

【この武将、すべてが規格外】応仁の乱以後の覇権を握った細川政元は、戦国時代の引き金を引いたゲームチェンジャ―であり、超能力に傾倒する奇人でもあった。妖術や空中飛行に憧れ、戦を放棄し修行に没頭。世継ぎは残さず、延暦寺も焼き払う。理解しがたい行動にも“狙い”があった!聡明でありながら「戦国三大愚人」に数えられた男の人生から、「応仁の乱」以降の乱世を紐解く。

内容説明

細川政元=戦国時代の引き金を引いた「ポスト応仁の乱の覇者」。常識破りの改革者にして、超能力に傾倒した奇人でもあった…山にこもって「狐の妖術」や空中飛行の修行に没頭。世継ぎは残さず、延暦寺も焼き払う。理解しがたい行動にも“狙い”があった!織田信長のロールモデルにもなった改革者の人生から、応仁の乱以降の乱世を読み解く。

目次

第1章 「ポスト応仁の乱の覇者」はいかに時代を変えたのか
第2章 オカルトへの傾倒
第3章 「ポスト応仁の乱」の時代―若かりしエリートの挫折
第4章 戦国の引き金を引いた「明応の政変」
第5章 覇権と暗殺、そして戦国へ
終章 政元の多面的な実像―再評価すべき理由

著者等紹介

古野貢[フルノミツギ]
1968年、岡山県生まれ。大阪市立大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(文学)。武庫川女子大学文学部歴史文化学科教授。専門は日本中世史。14~16世紀の政治史、権力論、室町幕府、守護、国人など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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よっち

29
足利将軍追放のクーデターを成功させた革命児で、空中飛行や狐の妖術の修行に没頭する奇人・細川政元。応仁の乱から信長上洛までの空白の100年がわかる1冊。細川勝元の嫡男で母方が山名家という血筋に生まれ、父の急死を背景に7歳で家督を継ぎ、成長してからは日野富子との巧みな政治交渉を行い、応仁の乱後実権を掌握して明応の政変で足利将軍を追放した人物で、管領を4度辞職して修験道に傾倒し、織田信長より先に延暦寺焼き討ちを実行する変わり者で、これだけ変わっていたら周囲がついていけず、暗殺されたのも分かるような気がしました。2025/06/08

maito/まいと

18
『天魔ゆく空』や『新九郎、奔る!』で妖しい存在感を出しまくってる細川政元、ついに新書化。従来から言われている「オカルト」「頭のねじ外れてる」「奔放すぎる」所業に対し、出典資料を紐解きながらその人間性に迫っていって、政元の業績や時代における役割を相対化する貴重な分析が書かれている。三好長慶や織田信長との相関関係については要素分析に留まっていて二人の先駆けであった、というところはもうひとつの印象。ただ、政元の構想力や自由性があったが故の(当時としては異次元の)一貫性の作り方だった、という主張には唸らされた 2025/06/15

みこ

16
謀反を起こした家臣から最後っ屁のように性癖をばらされる細川政元の評伝。それはさておき、著者が冒頭で述べているように私もかねてから大河の主人公になって欲しいと思っていたので興味深く読ませてもらった。呪術に傾倒したのが、山伏のように国境を越え、関東を巡回することが目的だったのではないかというところは目から鱗が落ちる。妻を取らずあちこちから養子をもらい、後継者を明確にしなかったため死後跡目争い。上杉謙信はもう少し彼から学ぶべきではなかったのか。2025/06/14

さとうしん

14
オカルト趣味や男色など奇人としての側面ばかりが持てはやされがちな細川政元を三好長慶や織田信長の先駆けとなった改革者として再評価する。オカルト趣味についてもひとしきりその政治的意味などが解説されているが、たとえば天狗への憧れが姿を消せるといったその能力を駆使して自身の政策などに対する同僚や家臣たちの反応を密かに窺うことができるというのは、普通はそういう場合は密偵を派遣すればいいだけではないかと思ってしまうのだが。奇矯な面と政治的立場・能力とのバランスのおかしさが命取りになったという指摘はその通りだろう。2025/06/20

nishiyan

14
応仁の乱後、将軍を追放した明応の政変を引き起こしただけでなく、呪術や修験道に傾倒した奇人として語られることが多かった細川政元の再評価を試みた評伝。応仁の乱の主役を父、外祖父に持ち、幼くして家督を継いだ政元の軌跡を追いつつ、彼の奇行の数々を肯定的に捉えて著述するのだが、原文や先行研究の引用が少ないこともあって、あっさりとしていて面白い。暗殺後は、細川家の家督争いは続き、三好長慶の台頭を招くというのを考えると、明応の政変がパンドラの箱を開けてしまった感は否めない。大河の主役になるかは別にして面白い人物だった。2025/05/27

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