朝日新書<br> 節約を楽しむ―あえて今、現金主義の理由

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朝日新書
節約を楽しむ―あえて今、現金主義の理由

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  • サイズ 新書判/ページ数 200p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022952967
  • NDC分類 591
  • Cコード C0295

出版社内容情報

ベストセラー『節約の王道』から15年安心・安全・確実な節約を極めた結論です「キャッシュレスなんて、まっぴらだ!」リンボウ先生が日々実践する、極上の節約生活!〇一番安全で利口なのはプリペイドカード〇クレジットカードは2枚だけ〇ふるさと納税はやりません〇年金は受給開始になったら即座にもらう〇地元の信用金庫を利用する〇自分の専門分野に投資する〇持ち家か賃貸か〇お金をおろすときはやっぱり3万4千円〇使ってよかった唯一のサブスク〇なぜYouTubeプレミアム会員になったのか〇健康であることが一番の節約〇健やかな体を作る日々の食事〇愛用しているかつお節・味噌・酢〇自動車から文房具までベストなものを探して使い続ける……お金ほど大事なものはなかなかありません。だからこそ、自分の頭でしっかり考えたい。キャッシュレスになったからと言って、何か得することがあるのだろうか?「世潮に逆らって、決してコンピュータなどに支配されてたまるか、とかろうじて土俵の徳俵でふんばっている、それが目下のわたくしの有様である。 本書は、そういう「筋金入りのへそ曲がり」なる一親爺が、せめてこれだけは言っておかなくてはなるまい、と最後の力を振り絞った、その「老いの繰り言」にほかならぬ。」(「はじめに」より)「今や皆が強迫観念のようにキャッスレスの時代と言っています。が、果たして本当にそれが我々ユーザーのためになっているのだろうか? ということを、実は誰も考えていないのではないかと私は思うのです。経済産業省によると、2023年のキャッシュレス決済は全体の39.3%(126.7兆円)。 その内訳は、クレジットカードが83.5%、デビットカードが2.9%、電子マネーが5.1%、コード決済が8.6%なんだそうです。お店によってはクレジットカードか電子マネーでしか支払えない、現金が使えない、そんなところもあります。まるで、「キャッシュレスにあらずんば人にあらず」とでも言いたいかのようです。しかし、本当にこのまま、キャッシュレス化が進んでいいのでしょうか? 世間の流れに合わせて私もキャッシュレス。それでいいのでしょうか? 大事なことは自分で考える。人任せにしない。自分の頭で考える。私がこれまで大事にしてきた生き方です。お金ほど大事なものはなかなかありません。だからこそ、自分の頭でしっかり考えたい。今だからこそ、そう思うのです。」 「キャッシュレスになったからといって、何か得をすることがあるのだろうか? 「いや、ポイントが貯まります」と言うけれど、それ、果たして本当に得なのか。たとえば、出前サービス。あれもお金がかかるわけです。盛んにテレビでコマーシャルをしている、ということは要するに莫大な費用をかけているんです。それで立ち行けるということは、それなりのお金を取っているから。街の中華屋さんなら、二本の足で歩いて行って食べればいい。Uber Eatsなぞを頼む必要があろうか、と。蕎麦屋とか中華料理屋なんかでも、昔はみな出前をやっていたけど、別にお金は取らなかった。サービスの一環として店の人が自転車などで配達してきたも

内容説明

お金ほど大事なものはなかなかありません。だからこそ、自分の頭でしっかり考えたい。キャッシュレスになったからと言って、何か得することがあるのだろうか?世潮に逆らって、決してコンピュータなどに支配されてたまるか、とかろうじて土俵の徳俵でふんばっている、それが目下のわたくしの有様である。本書は、そういう「筋金入りのへそ曲がり」なる一親爺が、せめてこれだけは言っておかなくてはなるまい、と最後の力を振り絞った、その「老いの繰り言」にほかならぬ。(「はじめに」より)

目次

1章 キャッシュレス時代のお金との付き合い方(お金は大事。だからしっかり考えたい;都会の都合で決まっていく愚かさ ほか)
2章 「当たり前」を疑ってかかる(実は私、銀行を信用していません;なぜ信用できないかには理由がある ほか)
3章 何が一番の節約になるか(お金をおろすときは、やっぱり3万4千円;お酒はとにかく時間を無駄にする ほか)
4章 健康であることが、一番の節約(まずは風邪をひかぬよう気を付ける;健やかな体を作る日々の食事とは? ほか)
5章 今あらためて節約と人生(お金と生き方について;投資の本来あるべき姿とは ほか)

著者等紹介

林望[ハヤシノゾム]
1949年、東京生まれ。作家・書誌学者。慶應義塾大学大学院博士課程満期退学。ケンブリッジ大学客員教授、東京藝術大学助教授等を歴任。専門は書誌学、国文学。『イギリスはおいしい』(平凡社/文春文庫)で日本エッセイスト・クラブ賞、『謹訳 源氏物語』(全十巻、祥伝社)で毎日出版文化賞特別賞を受賞。歌曲の詩作、能評論等も多数手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tamami

63
ザッと読みの一冊。リンボウ先生のお名前、それと帯の「キャッシュレスなんて、まっぴらだ!」との惹句が目に入り手に取る。節約生活について種々書かれているが、まあ、それはあくまで「リンボウ流節約術」と言うべきもので、先生の心意気は解るものの、われら庶民が見習おうとしても容易ではないことも多い。自家用車として中古のベンツを何台も乗り換えたなぞと言う話は、その最たるもの。一点、冒頭で触れられる、最近の生活へのAIの跳梁について、「すでにAIが人間を支配しつつあることを物語っている」というのは掬すべき事柄ではないか。2025/01/11

40
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/03/post-56bde7.html 登録を忘れていました。 ある意味、目からうろこの「節約本」です。2025/03/11

かめりあうさぎ

16
初読み作者様。節約というかスマホに対するアンチテーゼがメインだったかな。何でもかんでもスマホでピッ!というのは怖い、信用できない、詐欺などのリスクが高い、というのはなんとなく分かる気もする。現金主義と言うがクレカもICカードも筆者にとって便利で必要なものは使っているので、そこまでゴリゴリの現金主義でもないような。ただ今後の日本経済は人口比率から見てどうしたって先細りだから、高度成長期のようにより成長しようとするのではなく身の丈に合った豊かさを追求するべきと言う意見には激しく同意。2025/02/13

きょん

13
特に目新しいことが書いてあるわけではないのですが、王道かな、と思う部分も多かったです。健康でいることが一番の節約、自炊、専門分野にはお金をかける等。特にあえての現金主義とふるさと納税はやらない、というところは自分と同じもしくは似ていて共感しました。自分はクレカもPayPayも使うのですが、クレカはデビットカードに変えたいと思っていたり、PayPayやpasmoは現金でのチャージにしています。ふるさと納税はそもそも制度がおかしい。寄付したい団体には寄付してますが。いろいろ節約について考えました。2025/01/30

てら

12
自分の判断で、自分の価値観で必要なものだけにお金をかける。リスクのあるオンラインバンクやキャッシュレスは利用しない、ということがいいたかったのだと思う。実用書ではなくエッセイ。読んで思ったけれど、サブスクに契約していて、自分が突然死したら遺族は解約手続き大変ね......2025/04/13

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